東南アジアの『ＬＯＨＡＳ』 ----- マレーシア編
今回はマレーシア編です。
マレーシアは人口２０１４万人、マレー語という言葉がありますが
英語が通じます。
国教はイスラム教ですが、仏教やヒンズー教も多いようです。
マレー人が６割、中国人が２５％、インド人８％という構成です。
経済成長率も７％と高く（2004年）一人当たりＧＤＰも４６００米ドルです。
（因みにカンボジアは３１７米ドル、日本は３７５６６米ドル、
ラオスは４５１米ドル）
私が訪れたのは首都のクアラルンプールですが、数字を見るまで
もなく街の様子は都会でした。
ＫＬツインタワーという超高層ビルが聳え立っており、その低層階
にはショッピングモールがあります。
ここには思いつく限りの有名ブランドが全てといっていいほど入っ
ていました。
次々とラグジュアリー系ブランドが登場しモールを回っていながら、
あまりのすごさに苦笑いをしてしまいました。
今回もカンボジア同様訪問の目的は変わりませんので、まずは
「ＬＯＨＡＳセミナー」を開催しました。
カンボジアより規模も大きく１００名ほどの参加者がありました。
参加している企業は他国同様「ヘルス＆ウエルネス」関連の方々で、
薬品や化粧品、マレーシア製バイアグラのようなちょっと怪しい（？）
製品をつくっている企業もありました。
今回はカンボジアのセミナーとは大きく違って「ＬＯＨＡＳ」という言葉、
ライフスタイルに大いに反応がありました。
どういう反応かというと、「ＬＯＨＡＳはビジネスになる」という反応です。
カンボジアで出たような質問は皆無で、その代わり
「日本のＬＯＨＡＳ市場に製品を売り出すためにはどこかの協会に
入らなければならないのか」
「私が扱っている製品はＬＯＨＡＳだから、日本でとりあげてくれ」
「日本の薬事法はどうなっているのか」
などビジネスがらみの質問オンリーでした。
ここでも「ＬＯＨＡＳ度チェック」をやってみましたが、１８問中１０個
以上にあてはまる人が８割に上りました。
しかし５個しか当てはまらない人も１割くらいいて、先ほどの質問
などもそうですが、やはり都市であることを感じました。
紹介された製品なども洗練されているものも多くありましたが、
やはり日本市場で戦うにはまだまだこれからという風にも感じました。
実際先ほどのショッピングモールはマレーシアのなかでも別格で、
普段はショッピングビルのようなところがいくつかあってそこで
買い物をするようです。
そこはそんなに洗練されているわけではありませんが、そこに
行けば何度も揃うというくらい巨大であらゆる業種が入っていました。
日曜日に訪れたのですが、超混雑しておりショッピングビルで
こんな風景を見たのは昔のファッションビルのセールの時以来
といった光景でした。
マレーシアにはとても活気を感じ、これからも今以上に発展が
期待できそうな都市であると感じ、次の都市「ラオス」に向かったのでした。
先週もお伝えしましたが今回選定した商品は５月１７日から
７月３１まで、銀座にある日本アセアンセンター
で行われる
「ＡＳＥＡＮヘルス＆ウエルネス」展でご覧いただけます。
タイやベトナムなどの他のＡＳＥＡＮ各国の製品も出品されますので
是非お立ち寄りください。
次回は「ラオス編」です。
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