今週より、新入社員の「如月」氏が自身の過去を綴るシリーズが始まります。
是非一度、お読みいただければ幸いです。
 
 かつて筆者は「日本第一党」と呼ばれる政治団体に所属していました。党の幹部を務めていた時期もあります。
 
 日本第一党のようなカルトに入党したことは自分の責任あり、私自身多くの人々を入党させて人生狂わせたこと、少なからず外国人などのマイノリティーに対して差別を煽る言動を撒き散らしたことは許されるべきではありません。この場を借りて謝罪いたします。
 
 
私が入党した時、中東から難民がヨーロッパに押し寄せ、現地住民と衝突を起こしていました。日本も実質的な移民政策がとられ、多くの外国人が日本に流入している時期でした。
 
 私はそのような日本の状況に危機感を抱いていました。偶然、ふわっちで高田誠の配信を見つけました。彼は日本政府の実質的な移民政策を批判し、「反移民デモ」への参加を呼びかけていました。
 
 当時の高田誠は自由民主党を含めた様々な政党の支持者に対してある程度寛容であり、反移民であれば日本第一党以外の支持者への参加も呼びかけていました。あの当時は日本第一党と自由民主党の両方を支持する人は多く存在していました。
 
 日本第一党の主催する反移民デモに参加した後、日本第一党の関連団体である「行動する保守運動」の主催するデモや街宣などにも参加し始めました。その後は日本第一党に入党し、党の活動に積極的に参加し始めました。
 
 当時、日本第一党は在日特権を許さない市民の会(在特会)や関連団体の元幹部や現職の幹部が役職についていました。日本第一党の活動のほとんどは街宣やデモ行進など在特会の活動を受け継ぐものであり、実質的に日本第一党は在特会の後継団体でした。
 
 特に桜井誠は自由民主党への批判よりも韓国人や朝鮮人への人種差別的な発言を多く繰り返していました。平成31年4月の東京都人権条例施行以降はあからさまな人種差別的な言動を控える方向になりました。それまでは、人種差別と捉えられても仕方がない言動を行なっていました。
 
 高田誠は基本的に党内においては単なるアジテーター(扇動者)に過ぎず、実質的な党務は部下に任せており、ふわっちなどの配信で収入を得ている状況でした。
 
 高田誠が党員や支持者には優しいというのはあながち間違いではありません。高田誠は基本的にプラベートでは大人しく礼儀正しい人間です。街宣やデモ行進や配信などでは勇ましい発言をするという印象が強いです。飲み会などで会話をした時は、教養に程度が低いという印象を受けました。コアな党員や支持者しか理解できない言葉を好んで使っていました。同様に党員や支持者も同じでした。
 
 高田誠は、巧みな話術で党員や支持者を扇動し、特定の民族や集団や個人に憎悪を向けさせることに長けておりました。私自身、高田誠の演説を聞いて特定の外国人に対して憎悪を持つようになりました。他の党員や支持者も同じだったのではないかと思います。
 
 
如月