教員10年目、有難いことに全学年の担任を経験しました。
1年生・2年生・3年生→1回ずつ
4年生→2回
5年生・6年生→2回ずつ
専科→1回
どの学年も専科も経験して思うことはどこも大変…
あるとき、高学年の先生が多忙すぎて高学年手当てが欲しいくらい
と言いました。確かにテストの枚数にしろ、問題数にしろ
1年生と比較すると量が違います。
宿泊行事もあるし、外部との関わりも多い分、
それに伴う仕事量も多い。
でも、1年生だって一つのことを指導する大変さがあります。
初めて受け持ったとき、下駄箱やトイレの使い方を
指導すると知って驚きました。
手が腱鞘炎になるかと思うくらい
プリントやワークのひらがな・カタカナ・漢字を
赤で直して書きまくります。
正しい字を正しく身につけさせるために。
2年生を担任して次に5年生の担任になったとき、
何も言わなくても自発的に動く素晴らしい子供たち。
低学年・中学年で指導してくれた先生方に
心から感謝しました。と同時に私はできていたのかな…
と不安にもなりました…
個人的には中学年特有の大変さも実感しました。
特に4年生…
単発で4年生を受け持ったときはしんどかったです。
特に男の子との関係性がうまく作れないことが
ありました。
先生にも親にも学校にも反発したいお年頃なのかもしれません。
学担のときは専科の先生いいな~なんて思ったときも
ありましたが、実際やってみるととっても大変で
私には学担が向いてると実感しました。
授業ごとにクラスが変わる大変さ、
給食もいろいろなクラスへお手伝いで入るのでバタバタな毎日。
すべてを経験して思うことは、1年生への指導がしっかり
できる人は高学年もできる。
高学年ばかりやってると低学年や中学年の大変さに
気が付けなくなってしまうこともあります。
文科省が示してる2022年をめどに導入の小学校高学年での教科担任制。
導入されていくのか育休中の身としては気になるところです。