ここからは、しっかりとボールを蹴っていきます。

③ボールの当てる位置、ボールの置き場所

インステップにしてもインサイドにしても

ボールのどこを蹴ればいいのかと言えば、ど真ん中です。

遠くに飛ばしたいと思うと、真ん中より下を蹴りがちです。

また、足のどこに当てるかがしっかり定まっていないと、中心にはなかなか当たりません。

インサイドは①②の過程がしっかりできれば、比較的簡単に真ん中を捉えることができます。インステップの場合は、足を少し斜めにしないと地面を蹴ってしまいますので、ボールの置き場所が重要です。

ボールの置き場所というのは、どう助走を取るかということです。

要はどこにボールを置いてどう助走を取れば、ボールの真ん中を蹴れるのかの確認です。

これは個々で微妙に差があるので、実際に

足の裏で斜め前に出してみて、蹴ってみます。その角度を色々試してみて、どこに転がせば一番きれいなフォームで蹴れて真ん中を捉えられるのか？

色々やってみます。

その何通りかやってみて、どの位置からどのくらい転がしてどのくらいの助走で蹴ると一番蹴れるのかを覚えさせます。

この時も必ず、半分のくらいの力で、足首の固定と当てる場所は、意識させます。

これができると、どの位置にトラップすればきれいに蹴られるかの目安になります。

④力加減

ここまでできたら、一度8割くらいの力で蹴ってもらいます。

それでフォームが乱れたり、ど真ん中を捉えれなかったり、痛がったりすると、③までが無意識にできるほどまでいっていないので、半分くらいの力でやり直します。

逆にある程度蹴れるようであれば、8割くらいで確実に蹴れるよう練習を続けます。

この8割くらいというのが、私の中ではまあまあ大事です。

思いっきり蹴ると、それは「力む」ことになり、フォームが乱れます。8割を続けること。

それがより正確なプレーにつながります。

以上をもちろん本人のやる気や理解力にもよりますが、焦らずにじっくりやっていれば、半年程度である程度のレベルまでは蹴れるようになる、

と信じています。

これは、

あくまでも基本で、これができて応用していけます。少しボールの下を蹴れば浮き玉。

押すようにど真ん中を蹴れば、ブレ球など。

また、

これ以外にも膝下を早く振るなど、コツになる部分はありますが、私はあまり意識したことがないので省いています。

息子たちがある程度蹴れるようになったので、まあ悪くはないかなとは思っています。

キックの質を上げる（少年サッカー）④