実際の練習です。

野球でいうと、スウィングの練習みたいな感じです。数をこなすのでなく、一回一回確認しながら、順番に進めていく必要があります。

①足首の固定と、ボールの当てる位置

足首の固定は、一番基本の部分です。

固定がしっかりできていないと飛びません。

紐でボールを叩くより棒で叩いた方が飛ぶのと一緒です。

どうすればいいかと言えば、

インステップの場合は、靴底を指でつまむイメージ（手で言うとグー）で足首をしっかり伸ばす。

インサイドの場合は、つま先を上げて足首を９０度にする。足首が下がるとうまく固定できません。

これを確認してから、次は足のどこに当てるか。

インステップの場合は

親指から骨をたどっていくと、青枠あたりに少し飛び出ている硬い骨があります。ここに当てます。

インサイドの場合は

くるぶしの下あたりの青枠あたりに少し硬い骨があるので、そこに当てます。

ちなみに、

足首が固定できていなくて、当たる位置が悪ければ、捻挫や剥離骨折など、いらぬ怪我の元になります。

これらを確認出来たら、ボールを使わずに、足の裏や手のひらで受けてあげます。

足首を固定して、しっかり当てれると、受けた側は突き抜けるような痛さがあります。音もドスっといった感じ。これ、本気で蹴られると滅茶苦茶痛いので、半分から7割くらいでやってもらってました。

逆にこれができていないと、手のひらで叩かれたくらいの痛さです。音はパーンといった感じになります。音は派手ですがそんなに痛くありません。

今は痛すぎるのでやってませんが、チームに所属したての頃なんかはよくやってました。やってたというか、私はテレビ見たり携帯見たりしながら足を出してました。

子供たちは、何が面白いかと言えば親が痛がる姿。げらげら笑いながらやってました。

これにプラス、以前書いた

で反復練習すれば、いつの間にかできてきます。

②軸足の置き方と体の向き

足首を固定して当てれるようになったら、ボールを使ってこの2つを確認します。これは練習というよりは確認です。

①ができてくると、何も言わずとも、これをできている子はいますので、そういう子は確認は入りません。

これはボールを蹴るまでのアクションの確認なので、ボールを蹴る必要はありません。

軸足の置き方・・

一番基本はボールの真横に軸足を置く。助走をつけると、ボールより後ろに軸足を置く傾向があるので、必ず真横にしっかり踏み込めるように軸足を置く。

軸足の向きは蹴る方向です。インステップは比較的まっすぐおけますが、インサイドは内向きになりがちなので、はじめから軸足をまっすぐ置くよう伝える必要があります。

体の向きも同様、蹴る方向に体が向いているか確認します。横向きになったり上半身が安定していないと、安定したキックができません。後、猫背みたいな感じだと力が入りませんので、胸をはって蹴れているかを確認します。

インサイドキックは、初めから上手にできる子はいないと思うので、軸足の向きと体の向きをしっかり確認する必要があります。

この②は個人差がありますので、厳密に確認するというよりは、様になっていれば問題ないと思います。

③以降は次のブログで書きたいと思います。

キックの質を上げる（少年サッカー）③