皆さん、今日も暑かったですね。
夏休みまであと数週間の今、一番、身体も心も疲弊している時期ではないでしょうか。
今週も本当にお疲れ様でした🥂。
このようなお悩みのご相談がありました。
今年度、現任校に異動してきて、6年生の学級担任。
期待されてきたが、仕事上のミスが増えたと感じている。
学級経営も上手くいっているとは言えず、子どもと向き合うことが怖い。
夏休みになるまで、あと数週間だから、何とか持ちこたえたいが、夏休み後に戻れる気がしない。
できれば、夏休み中に辞めたい。
しかし、辞めたらお金のことが心配。
それに、他の職員に「期待外れ。」と思われることが怖い。
陰口を叩かれるかも知れない。
また、クラスの子ども達にも申し訳ない。
卒業アルバムの写真も撮り終えているのに…。
朝、起きると胃痛がする。
気持ちが暗くなって、死にたいとすら思う。
6年担任だが、夏休みを区切りに仕事を辞めたい。
辞めてもよいのか…。
40代 男性
◆異動はストレス…
何度か経験していても、異動は相当なストレスになるのではないでしょうか。
どこに何があるのか。
ごみの捨て方のルールは?
保護者や地域の雰囲気は?
仕事の内容は同じはずでも、やり方が微妙に違っている…。
聞きやすい人を見つけて聞くものの、あまり度々だと相手も本当に忙しそうだし、申し訳ない…。
自分で何とかしなければいけないのか…。
真面目ないい先生程、人に頼ると迷惑がかかると遠慮してしまい、一人で抱え込みがちになることもあります。
この相談者様も、これまでとても真面目に仕事に取り組んでこられたのではないでしょうか。
ただ、20代・30代とは違って40代以降になると、異動して来てすぐであっても、
「ある程度の経験がある人」と見なされ、この方のようにいきなり、6年生担任をすることになってしまったり、
質問するたびに、「前の学校でもやってませんでしたか?」と、不思議がられたりすることもあります。
そうすると、異動して来てすぐにもかかわらず、「知っていて当然。」「できて当たり前。」の雰囲気を感じて、
できていない自分を、必要以上に卑下してしまう人もいるかも知れません。
その結果、自分の体の疲労ではなく、周囲の人の期待や目を意識して、更に頑張り続ける。
異動して来て、何とか適応しようと、十分頑張っているにも関わらず…。
そんなときです。
心が急にエンストしてしまうのは…。
この方の場合も、心が疲れ果ててしまったのですね。
心と体はつながっているので、心の痛みが胃にも表れるようになってしまいました。
特に風邪を引いているわけでもないのに、
なぜか最近、体調が良くないことが多いと感じている方も、
もしかすると「心の疲労」が原因かも知れません…。
◆ここまで疲れてしまったら…
朝になると胃痛がして、気持ちも落ち込むまでになってしまう…。
本当にお辛いと思います。
もしかすると、
「6年担任なのに…。」
「期待されて来たのに…。」と、
ご自分を責める気持ちをおもちなのかも知れません。
気になることはあると思いますが、
私はお休みすることをお勧めしたいです。
「胃痛」という身体症状が出ていますから…。
必要があれば受診して、診断が出れば、
安心してお休みに入ることができます。
そして、まずは3か月間、療養休暇を取ることもできます。
風邪を引いたり、熱が出たりしたときに、お休みしますね。
心の不調も同じです。
風邪や熱でなくても、
「しんどい。」「胃が痛い。」と感じて、
意欲的に仕事に向かえないなら、思い切って休む方が治りが早いはず。
風邪も、「引き始めが肝心。」と言いますからね。
心の不調も同じことです。
UnsplashのAleksandar Cvetanovicが撮影した写真
◆もし、あなたの大事な人が…
ご自分が休むことに罪悪感があり、
「クラスの子どもたちに申し訳ない。」等の気持ちが出て来て、
思い切って休めないという方もおられます。
そんな時は、「もし、あなたの大切な人が、同じ状況なら何て言ってあげたい?」と考えてみてください。
「クラスの子どもがかわいそうだから、
どんなに体や心が辛くても、学校に行くべきだ!」
と言いますか?
こんなに頑張ってこられたあなたには、
1日も早く、本来の姿を取り戻してほしい。
そのためにも、今は、少しお休みして、
元気が戻ってきたときに
先のことを考えてみるのはどうでしょう。
一人で解決するのが難しそうなら、いつでも私が相談にのります。
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ベテラン先生のためのカウンセラー 徳原 いずみ