Senseful Design

Senseful Design

センスのいいデザインってどんなデザインなのだろう

「カッコいいデザイン」=「センスのいいデザイン」とは限らない

'Simple is best' なデザインだからって、センスの悪いデザインもあるだろう

そんな答のないSenseful Designを見つけに行きましょう!

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    ------- Senseful Visual Art 3×3 -------

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木でできたモノは

私たちの身の回りには溢れています

特に木製の家具は昔から

その温かみのある

質感と耐久性から世界中で愛され

生活には欠かせない存在ではないでしょうか

 

しかし木でできたモノにふれて

その加工されてない状態の

元々の樹木を想像することは

ほとんどありません

 

料理を食べるときに

その食材の生きている時の姿を

思い浮かべないのと同じように

 

ところが

ポーランドのアーティスト

アリシア・クワデの彫刻作品は

まさに木を削って施されたことが

一目瞭然です

 

その彫刻作品が

元の素材である樹木に

くっついたままなのですから

 

そんな大いに変わった

未完成のようでもある

完成した現代彫刻アートを

どうぞご覧くださいませ〜

 

 

多分作品の後ろ側から見たら

自然の大きな木の幹が

どんと置かれていると思うことでしょう

 

でも前面の方に回り込むと

その彫刻された椅子やスツール

さらにはコートラック、杖が

お目見えします

 

椅子やスツールは

もちろん座ることができます

だから半分家具でもあり

一応いや紛れもなく

これは美術作品なのであります

 

イタリアの彫刻家ミケランジェロは

大理石の塊の中には

あらかじめ像が内包されていて

彫刻家の仕事はそれを発見する事だと言い

 

夏目漱石は小説『夢十夜』で

平安から鎌倉時代にかけて活躍した

仏師運慶を登場させて

木の中に埋まっているものを掘り出すだけと

仏像を彫る運慶の様を語っています

 

つまり彫刻作品を生み出すには

物事の本質や核となる部分を見つけ

それを覆い隠している余分な部分を

削ぎ落としていく確かな目が

必要かつ重要のようです

 

しかし昔ながらの美術作品とは

時代も変わって

もしかしたらその余分な部分を

どこまで残すのかを

現代彫刻は問われているように思いました

 

でも芸術を創るときの

想像力を発揮して

そのイメージをカタチにする眼差しは

今も昔も変わらないことでしょう〜(o^^o)

 

 

Achairisatreeisachair    by  Alicja Kwade

 

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    ------- Senseful Visual Art 3×3 -------

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日頃見慣れている人の身体なのに

今回紹介する写真は

見たこともないビジュアルとして

私たちを驚かせます

 

身体に直接描かれた単純な線や

鏡を身体の近くに配置した効果は

目の前の現実を写しているのに

一気にシュールなビジュアルへと

変えてしまいます

 

そこに写っているのは

身体と線と鏡だけの

単純な写真なのにです

 

単純なのに見入ってしまう

不思議かつ魅力的な写真を

本日はお楽しみくださいませ〜

 

 

これらの写真を作成したのは

台湾出身の写真家リン・ユン・チェン

またの名を3cm

 

人の身体に現れた

幾何学な図形は

自然界には溢れている円

そして自然界で探すのは難しい

三角形や長方形

 

そんな2次元的な形を

3次元の人の身体の中に

発見してしまったのであります

 

文章なら現実的なものも

現実からかけ離れたものも

書くことができますが

写真はどうでしょうか

 

現実しか写せないと思いがちな

そんな写真も実は

日常生活の超現実を

発見するためのメディアでもあるのです

 

さらに今回の写真は

モデルの顔を写していないので

見る人の想像力をより

かき立てているのではないでしょうか

 

現実の中にシュールレアリズムを

見つけることのできる写真もまた

そのシュールさをそこに見つけないと

ただの現実を写した写真に

終わってしまうのではありますが〜(o^^o)

 

 

Body Illusions    by Lin Yung Cheng (3cm)

 

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    ------- Senseful Visual Art 3×3 -------

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日常生活の上で

違和感は大切な感覚です

 

身体のちょっとした違和感は

病気の早期発見につながったり

いつもと何かが違う感覚は

そこから新しいアイデアが見つかったり

問題解決のための重要なシグナルとして

機能しているのではないでしょうか

 

アートの中にも

そんな違和感満載の品々を作成している

アーティストがいます

 

イタリア在住のビジュアル・アーティスト

ジュゼッペ・コラルッソの

Improbabilità(ありそうにない)という

シリーズをどうぞご覧ください〜

 

 

写真に写っているプロダクトは

一貫して役に立つ道具を

ことごとく役に立たなくしています

 

写真自体はそのオブジェクトを

いかにも普通に写しているので

リアルに見えるその写真を見て

すぐにその中に隠された

皮肉やユーモアが

伝わりにくいかもしれません

 

でもそれこそ

この作者であるアーティストが

企んだ罠なのです

 

「ありそうにない」ものを作って

「ありそうなもの」にしているからです

 

価値があって意味もあるアートじゃなく

無意味を追求した時に出没した

見た人がちょっとだけ笑顔になるアート

 

そんな日常から離れた

「非現実」のアートに触れるのも

アートを楽しむ醍醐味のひとつ

じゃないでしょうか〜(o^^o)

 

 

Improbabilità Series    by Giuseppe Colarusso

 

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