職場における衣服とは、他者本位のもの。
自分らしさ以上に、他人との中でその服装がどう作用するのか、ということを考えている。
家族から愛されるファッションと、プライベートで興味を保たれるファッションと、職場で支持されるファッション、どれも違う。
今の私の生活は、仕事が8割をしめる。
だから、プライベートの衣服はそこまで必要はなく、職場で着ていける服を充実させる。
すなわち、洗えて、清潔感を保ちやすく、お手入れもしやすい。着てこざっぱりと見えるということを重視したもの選び。
みんな見て、安心! 間違いない!
……しかし、だ。
それだけでは、周りの風景に馴染むことはできるだけ。
やはりちょこっとは、人を惹きつけるアクセントはいる。
先日は、ストライプのシャツワンピースがメインだったが、胸元が寂しかったので、蝶ネクタイをつけてみたら。
すると、職場の人々から「かわいいね!」と言われた。
前提の中に、小さな遊びを入れると、人の心が動く。
それはちょっとしたアクセサリーかもしれないし、裾をドレープで寄せたり、襟を立てたり、袖を少しまくったりするなどの工夫かもしれない。
前提と融合し、自らをさらに引き立ててくれるものは、人生を豊かにするのだ。
サラダとトースト。
理想的なバランス。