路面店をお持ちの方から、入店率の悪さを相談されることがあります。
SCや百貨店のテナントと比べて、路面店舗は入店までのハードルが高く、
新規客獲得に苦戦しているお店が多い様です。お客様の心理的ハードルを下げて
入りやすいお店にするために以下の要件を参考にしてください。
①業種が分かりやすいか:取扱商品やサービス内容が瞬時に伝わっていますか?
看板が英語のみの表記だったり、看板の角度、文字サイズ、通行人や走行車からの
視認性を確認しましょう。また、商品や業種のイメージと乖離した外観は紛らわし
く入店率に影響します。~らしい外観か、顧客目線で自店を見てみましょう。
②店内見通し:店の中が見えにくいと入店意欲が湧きません。店内の雰囲気、
品揃え、価格帯がある程度確認出来る事が理想です。
③適切な照度:人間には暗い場所に恐怖を感じる心理があり、それに反して
「向日性」という明るい方に進みたくなる特性があります。店内が暗いと、
入店意欲の有無以前に開店しているかも分かりません。店内照度が充分か、
外部から確認してみましょう。
④店前販促の実行:店前販促とは、お店が提供するサービスや商品の情報を店前で
訴求し、入店を促すためのコミュニケーションの一つです。方法としては、
販促ツール(POP等)の活用が簡単で、既製品が手に入れやすいですが、
オリジナルののぼりやタペストリーを作ると、お店の独自性を打ち出せます。
宣伝する内容は、キャンペーン、新商品情報、イベントなどです。お客様が店に
興味を持ち、価値を感じることが来店のきっかけになります。
店前も賑やかになり、「お店らしい佇まい」「入りやすさ」が醸成されます。
すぐに成果が出なくても、定期的に新鮮な情報を店外に発信することで、
近隣の潜在顧客は店づくりの熱心な姿勢に共感し、親しみを感じ、最終的には
集客だけでなく、店のイメージアップにも貢献します。他にも、駐車場の停めにくさ
、立地、競合店の存在など入店の障壁となる様々なマイナス要因がありますが、
それらを払拭する付加価値をしっかり伝え、わざわざ訪れたくなる「お店力」を
磨いていきましょう。
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株式会社センス&セオリー