前回からの続き、鹿児島県霧島市のお祭りでブースディスプレイの現場指導です。

 

昔と違い様々なカテゴリー商品やサービスが販売されています。

以前は食品がメインでした。

今回印象的だった一つが、鹿児島の伝統工芸品の

「薩摩錫器」(さつますずき)。

 

錫は金、銀に次ぐ貴重で高価な金属です。

上品なツヤと表面に施された精巧な模様がとても美しく

外国人観光客にも好評だそうです。

 

今回のブースの中ではひときわ美しい上品なブースでした。

このような高価な工芸品をイベントで買ってもらうには、

商品や企業の歴史などのストーリー的な「コト」訴求が

あると興味を持ってもえます。製造方法や錫についての

希少性も同じく訴求し価値を伝えます。

 

口頭で説明してもいいのですが、やはりPOP等の

販促ツールがあると立ち寄り率が期待できます。

工房内の様子や製造過程を動画で流すのも注目率を上げる

手法の一つです。

 

 

      健康食品のお店もいくつか見かけました。

 

イベントでは多くの種類を陳列するより

その日のテーマを(腸活、発酵)

一つ決めてフェイス数を多く取り、効能を端的に伝えるキャッチコピーで

通行人の足を止める工夫をします。

 

イベントではお客様は出来るだけたくさんの店を回りたいのです。

興味がなければスルーします。

 

一軒の店に滞留する時間も通常に比べてとても短いのです。

イベントでの訴求は時間の勝負です。

端的に伝わり刺さる言葉でアピールしましょう。

また、この業種は一見何のお店で取扱商品は何なのか

分かりにくい場合が多いです。

社名(店名)にもサブネームを付けてみるのも効果があります。

 

 

今回、新鮮な地元野菜を売っているブースも多かったです。

 

 

ただ安くて新鮮というだけでは他店と差別化できません。

普段スーパーでは見かけない珍しい野菜を

登場させてみると、好奇心から

入店率が上がります。

 

もちろん野菜の産地や特徴などの

説明も付けましょう。おすすめの調理方法も伝え、

実際に調理したものを試食させてみるのも効果的です。

レシピを配布すると親切ですね。

 

写真のようにマルシェ風に陳列している店もありました。

これはVPという店先に展示する立ち止まらせるディスプレイ。

さすがですね!

 

 

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