前回は花屋さんの販促方法をご説明しましたが、今回は集客、買い上げ率に
貢献してくれるような売り場作りについて書いてみました。
花屋さんも洋服、雑貨、食品と同じ手順で売り場を作っていきます。
アパレルのお店では「VP」という売り場を代表する商品ディスプレイをショーウィンドウ等で展示しています。
花屋さんの店頭でもアパレル同様、店頭ディスプレイを展開します。
アパレルの店頭ディスプレイを思い出してください。
いち早くシーズン商品を一番目立つ場所に展示し、季節感をアピールして店外の通行客に訴求します。花屋の店頭でも同じことをしましょう。
花屋さんに欠かせない訴求要素は「季節感」です。
店頭の桜や紫陽花を見ると、「ああ、そんな季節になったんだな〜。」と季節の到来を感じさせてくれる典型的な業種です。通常商品の陳列棚ではなく、シーズン商品の展示コーナーを、できれば店外からよく見える場所に配置しましょう。ご想像の通り、店内に入ってすぐの正面が適当な位置です。5月なら紫陽花を何種類かPOPと一緒に展示します。POPには産地や各種類の名前、特徴などを書くと興味を持ってもらえます。
また、ファサード(店の正面)は道路(通路)からどう見えていますか?
客観的に見て入りづらそうな佇まいなら、改善していかなくてはなりません。
以前も記事に書きましたが、店内が暗くないですか?
店頭でアイキャッチになるVPに照明が照射されていますか?
また、店内の様子がよくわかるよう、外部からの見通しは確保していますか?
路面店は入店のハードルが高いので気軽に入りやすい雰囲気を演出しましょう。
品揃えは店外から視認できますか? 一番よく見える部分に何が陳列
されていますか?
また、店内のゾーニングも回遊率や滞在時間に影響します。
シーズン商品は店先、蘭などの通年商品は店奥でも大丈夫、雑貨や園芸用品もグルーピングしてゾーンを作りましょう。プリザーブドのアレンジやハーバリウム、ミニサイズのサボテンなどはギフトコーナーを作って配置します。
店前の花の苗もグルーピングしなくてはいけません。
種類別はもちろんですが、その他形や色が似たものを塊にしてひな壇に陳列し、
遠目に見て「色の面」になるようにします。
デイジー、ミニバラ、ハーブ系の花などグループにする事で各種類の豊富さがアピール出来ますし、選びやすく見た目も綺麗です。
視覚的にモチベーションを店頭で上げていくよう、販促を実行していきましょう。
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