売れてる店には理由がある!

売り場づくりの企業、株式会社センスアンドセオリーです。


花オンチの私ですが、今年に入って花屋さんの臨店コンサルをさせていただいています。 

臨店コンサルとは、1日に数店舗、お店を訪問し、現場で指導アドバイス

することです。 

 

お花屋さんのVMDも他の業種と同じで、入りやすそうなファサードか、店内の見通しは良いか、品揃えが視認できているか、など、通常のチェックを入れるわけですが、花は日用品と違い生活に必要なものではありません。なので少し違う視点で売り場のアドバイスを行います。

 

花が一番売れる時期はいつだと思いますか? ご想像の通り、「母の日」です。その他イベントの時期に花を買う機会があるわけですが、何かの「理由」がないと通常花を買おうと言う気持ちになりません。 なので、花を買うきっかけを作る(教えてあげる)のです。

 

例えば「物日」と言って「特別な日」に誰かが誰かのために花を送ることを教えてあげる。

フラワーバレンタイン、ミモザの日、愛妻の日、などのイベントとその意味を伝え、

イベントに合った商品を提案します。生活必需品でなく、さほど高くない花の訴求のポイントは「モチベーション」です。

 

イベントに限らず、花に興味を持ってもらい、買いたくなる気持ちを押し上げる効果があるのは、やはりPOPです。「長崎県産ラナンキュラス入荷しました」

「お手入れしやすい多肉植物。男性へのプレゼントにいかが?」

など、ちょっとした説明や提案で足を止めるきっかけになりますし、プロ目線のウンチクが花に興味を持つきっかけにもなります。

 

店前でブラックボードやポスターで訴求することから始めてください。

 

花屋さんの売り場作りは深いです。

次回は店内の物理的な構成について説明します。

 

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