「まさかあ!」と友人たちが笑い転げるのは、

『耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだ我が一生」

と私が本音を漏らす時に起こる反応。

 

 苦労知らずと皆さんが思って下さるのは、生

き方を認められた証で異存はないのですが、そ

の弱みを見せず過した生涯に隠せなかった短所

も当然ながらあります。

 

 子供のころからお年寄り嫌いで、自分自身が

老婆となった今も変わりません。

 

 海外にいたころはボランティア活動をしてい

ましたから、活動の中に老人ホーム訪問もあり

お気の毒な老人たちに愛を伝える目的を考慮、

ハンドマッサージを定期的に施行していました。

 

 老人ホームへ行くのさえ躊躇う私、まして老

人達の肌に触れる芸当はできません。

 

 ひたすら熱湯でタオルを洗う役目に徹しまし

た。

 

 九十歳の今、元気の秘訣をお聞きになる方へ

のお応えは一貫して年寄りに交わらないことで

しょうか、に決まっています。