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ADHDの長男(通常級+通級)

ASD、ADHD、境界知能の次男(知的支援級)4年生双子の母です。






久しぶりに教育分野の心理学のテキストを読んでいたらレディネスという言葉がひっかかりました。






そして育児において子供にとってのレディネスを全く把握できていなかった時期があったなと過去の自分を振り返っていました。




​「レディネス(Readiness)」とは、学習のために必要な準備状態を意味する心理学用語のこと。学習の前提となる知識や経験、環境などが整っている状態を指しており「心身の準備性」といわれる場合もあります。




我が家の子供達は一卵性双生児なのですが妊娠中に双胎間輸血症候群になってしまい2ヶ月の早産、体格2倍差、低出生体重児で生まれており現代の医療に助けられた子供達です。

年子のような双子でそれぞれに発達段階が違いました。



0歳児から保育園に預けて働き始めましたが

成長するにつれて無意識にまわりの同年代の子供達と比べて私が焦っていた時期がありました…





そんなに焦って色々と頑張らせようとしなくてもその子にとってのレディネスが整えば

時期が遅れてもあっさりと習得できたりする事もあるんですよね。

トイトレだって縄跳びだって。




生まれた時は命が助かっただけでありがたい、

それだけの想いでいたのに

あの頃は随分とこちらの欲が強くなってしまっていたな、と思います。





次男については年少前からASDの特性が出ていたけど私があまりにも必死だったせいなのか

園長先生はまず主人をつかまえて説明し

(主人曰く園長先生涙目だったらしい)

主人から私に話がありスムーズに受容が出来て

早期に医療と療育につなげる事が出来ました。




子供の発達について親に話をしなければいけない時、先生方は気をつかう事もあると思いますが振り返ると園長先生の対応は素晴らしかったな、と思います。

子供の事を真剣に考えてくださっている事がよく分かりました。




発達心理学を調べていると

ゲゼルの成熟優位説、対照的なワトソンの環境優位説、シュテルンの輻輳説、ジェンセンの環境閾値説、ピアジェの認知発達の4段階、ヴィゴツキーの発達の最近接領域など発達に関する考え方は色々…




私はヴィゴツキーの発達の最近接領域の考え方が好きです。




​「自分一人でできること」ばかりやっていても成長はできません。

「自力では難しいけど、誰かの協力があればできるかもしれないこと」を達成していくことで効率の良い成長が望めます。

この「自力では難しいけど、誰かの協力があればできるかもしれない」領域が、発達の最近接領域なのです


「協力があればできるかもしれないこと」のちょうど良い設定が大切なのかなと思いました。