私は、純粋倫理、精神世界の学びをしていて、占術家でもありますので、魂の声に従ってベジタリアンになりました。
それは、魂が動物たちと繋がっているのを感じ取ってしまったからです。
人間も動物です。
動物を仲間と思うと、もう食べることができなくなってしまったのです。
脳のある生き物を食べないと決めたのです。
私自身が、殺されて食べられたくないので、同じことをしたくないと思っただけです。
色々な趣旨でベジタリアンをしている人がいますが、ここで、重要なことは、
人間である私が、動物の為にベジタリアンになったわけではないのです。
むしろ、人間の為にベジタリアンになったのです。
(自分自身の為です。)
脳があり、感情のある動物を食べれば、その感情は人間に返ってきます。
地球の環境も、人間が汚しているから変になっているだけで
地球が困っているのではなくて、困っているのは人間です。
この世には、すでに地獄と天国が存在しています。
動物の死体を食べている姿は、鬼が人肉を食らっているのと同じように映ります。
そのことに、はっと気が付いたのです。
自分のしている行為は、物語に出てくる鬼の様だと。
それを止められないのは、餓鬼地獄にいるのと同じだということが。
人間は、神に近づくこともできれば、鬼にも悪魔にもなれる。
人間という姿の中の精神の領域は、なんと広いことかと思います。
精神が、地獄も天国も作っている。
動物をあまり食べないで生きて来た日本人が、今は、当たり前のように食べている。
日本は、戦争に負けて、アメリカになってしまいました。
そして、今までとは違う思想の教育を受けました。
私も、その中で育ったので、アジアのベジタリアン思想に触れた時は、驚きでした。
仏陀の教えが、仏教ならば、五戒も守っていない集団は仏教未満なのだと、初めて認識が出ました。
日本は、優しい国です。
守れない人たちをも救うために、仏教の都合の良い所だけを取り入れて、その場、その時に一番合っているものを広めて、信者を獲得していったのですから。(失礼、人を救ったのですから。)
肉食がダメだというと、肉を食べている人を救えない。
酒がダメだというと、酒を飲んでいる人を救えない。
万人を救おうとする精神が、教えを変えていったのです。
仏法を曲げたのです。
もう、解脱を解く道からは、ほど遠く離れてしまいました。
「生きることに必死なのに、解脱なんて、寝言いわないで!」
「まだ、幸せになっていない! 楽しんでいない!」
解脱ではなくて、今、幸せになる方法を教えてほしいのが、人々の本音です。
解脱の意味も、苦の仕組みも知らない、理解できない人たちの苦しみを少しでもどうにかしようと、日本流の仏教が広まっていったのでした。
それは、善でもなく、悪でもない。必要だったのです。
一歩、そこから抜け出すと、違う世界が広がっています。
なんと、心穏やかで、動物を食べないことが、こんなにも幸せ感をもたらしてくれるとは、思いもしませんでした。
自由に何でも食べられなくなることが、みじめだと思い込んでいた昔。
なんという、考え違いをしていたのでしよう。
豊かな今だから、選択できる。
豊かな心になれば、もう生き物を食べなくても、生きていける。
今の日本は、社会ではベジタリアンがとても生活しにくい環境です。
オリンピックにむけて、色々な国の方が訪れることによって、ベジタリアンに対応してくれるところが、増えることを祈っております。
平成29年6月28日(水)丁酉 丙午 丙戌
勇気があるかないか。
勇気を出せば
人生はもっと楽しくなる。
自分の可能性を
閉じているのは、自分。