私がベジタリアンになったきっかけは、ある一人の真剣に生きるベジタリアン男性との出会いからでした。
その男性は「無から有が生まれる。物質化現象」というテーマで講演をしました。私は、聴講者として話を聴いただけなのですが、真剣に噓偽りなくお話をされている姿勢に心を打たれました。
そして、私を変えたひと言が彼の口から発せられました。
「スピリチュアルや、ヨガや、魂とか、それにかかわっている人が、もし、平気で動物の肉を食べているとしたら、その人は何も分かっていない!」
「その深い真髄まで、達していない!」
「あなた方は、本気なのですか!」
私は、この言葉を聴いたとき、「ああ、本当だ」と思ってしまったのです。
私は、心のどこかで、ずっと動物の死体を食べていることに、美味しいと思いながらも、罪悪感があったのです。その罪悪感をずっと、それは仕方のないことだと、動物を食べなければ生きていけないのだと思い込んで、無いものにしてきました。
しかし、私は精神世界を学び、魂について語ることもします。
私は、彼の言葉に納得してしまったのです。
その瞬間から、もう動物を食べることが出来なくなってしまったのです。
頭ではなく、魂というものを感じ取り、人間の枠を超えて、もっと深く動物まで達した時、
心ある動物を食べるということは、自分が食べられているに等しいということを理解できれば、
食べるということが、不可能になってしまうのです。
そして、お酒も脳を覚醒しようと思うなら、絶対ダメだと言われました。
その夜は、講演が終わった後、私は近くの海鮮料理のお店で、食事をする予定をしていましたが、すぐにキャンセルしました。
もう、私は十分食べてきた。 十分飲んできた。
私は、本気ではなかった。
本気で、解脱の道に取り組んでいなかった。
もう、十分楽しんだ。
今、死んだと思えば、食べることも、飲むことも出来なくなるのだから
その楽しみはいずれ取り上げられるのだから
今、止めても何も問題はない。
そう、自分に言い聞かせて
私は、私の望む道を本気で生きる決心をしたのでした。
「ベジタリアンになって気づいたこと1」につづく…
平成29年6月5日(月)丁酉 丙午 癸亥
良い悪いは別にして
心がすっきりした状態になると
周りで滞っていたものが
流れ出す。
平成29年6月6日(火)丁酉 丙午 甲子
心の奥から湧き上がる
純粋な欲のエネルギー。
それに蓋をしない。
それを無視しない。
則を越えることなく
それを表現する。