当寺は、本堂も納経所も靴を脱いで、階段を上ったところに
あります。時々、外の石段を上がって清滝や不動堂まで行って
「本堂どこですか?」とふーふー息をきらせて、中に
入って来られる方もいらっしゃいます。
玄関の脇に看板を置いてあるのですが、お堂の外で
お参りするという先入観があるようで、看板が
目に入らないのだと思われます。
今朝の参詣の方も途中まで山を上られたそうですが
途中で、幼くして亡くなられた娘さんの声で
「お父さん、どうも道間違ってるよ。本堂は、下にあるよ」
と教えられたのだそうです。
その方曰く、車の運転中、「お父さん、そんなにスピード出したら危ないよ」
とか、「あそこの角を曲がる時は、気を付けてね」とか常日頃から
娘さんの声に助けられるのだとか。
「娘と会話しながら、一緒にお参りさせて頂いております。」
今は亡き娘を想う、お父様の後ろ姿に合掌した私でした。