
これはユニークな事に、吟醸の古酒をブレンドしているというお酒です。華やかな香りが特徴の吟醸。これが混ざるとどうなるかというと、普通のお酒にあるそもそものコクに吟醸の華やかな香りが加わり豊かな感じになります。この製品は、古酒であるがゆえに、よりしっくり調和していました。
・・しかし、問題は、古酒であるがゆえに、ちょっとしたクセ(ヒネ香)が感じられる事です。・・そこで「通」!っぽく語ってみます・・。”開封してからすぐに全部飲んでしまわない”のが楽しい飲み方である、と。空気に触れる事で、よりまろやかになり、さらに、そのクセが和らいで(感じられないくらいになる)いきます。時間にして30分くらいはゆっくり飲んでいくといいと思います。加えて、温度の事も重要な要素です。冷蔵庫で冷やしておいて、飲んでいるうちに常温になっていく。できればストーブの近くで常温よりも少し高めになるくらいが、変化の感じが判っていいと思います。ここで大事なのは、「冷→温」と「熱→温」は異なるという事です。冷たかったものがぬるくなるのと、熱かったものがぬるくなるのでは大きく味も香りも異なるという事なのです。・・”通”っぽくなってきましたでしょうか。
「空気に触れての変化」「温度による変化」この2つを楽しんでいくと、お酒の飲み方が広がっていきます(これはほとんどのお酒に当てはまると思います)。単に酔いたい時は別ですが、決して急いで飲まない。そして、決して「第一印象で決め付けない」事だと思います。
なお、これは空き瓶が結構使えます。ワインなんかを一旦移して飲んでもおいしくなります。200円台でちょっと遊べるので面白いと感じました。