世界遺産の姫路城。
年間140万人前後の観光客があり、内40万人強は外国人観光客とのこと。
そんな人気スポットですが、多数の観光客の入場で、木造建築の姫路城は少しづつダメージが重なる様です。
そのため定期的な修繕が必要となり、入館料アップの検討を行う予定とのこと。
現在18歳以上は1000円の入館料となっていますが、その約4倍の4500円程度を外国人観光客を対象に値上げするか、検討を本格化するとのこと。
現在の為替レートで30ドル相当ですが、世界の相場では決して極端な高額にはならない、とのこと。
外国人と日本人と、料金を分けるという発想は、あまり日本では馴染みなく、戸惑う気持ちもあります。
また、住民税の関係から、姫路市外、兵庫県外の日本人は、同様に高額の入館料になるのかは、分かりません。
オーバーツーリズムの言葉も日本でも定着しつつあります。
昨今の超円安が、余計に外国人観光客増につながっていることもあり、急激に様々な問題が叫ばれるようになってきました。
日本は、生活習慣など、大きな流れでは欧米文化を取り入れています。
それも数十年遅れで、日本が追随する形が多いと思います。
しかし、観光のオーバーツーリズムは、比較的同タイミングの動きとも見ることができます。
東京・渋谷では、渋谷駅周辺でのアルコール飲食禁止が10月から施行されます。
外国人観光客の日本滞在期間は長くはありませんが、どう一時的にも共生していくか。
新しい試みが求められます。