スロバキア首相 狙撃事件 | 家族関係専門 こころセミナー

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 中欧の国、スロバキアは、人口500万人強の国です。

 

 その国家元首であるフィツォ首相が、一般市民によって銃撃を受けました。

 

 長らく首相を務めたフィツォ首相は、最近は強権的な行動が多く、反EU、親露とも言われており、EUからは問題視されている人物とのこと。

 

 その流れで、犯人は、最近の首相の政策に危機感を覚え、銃撃に至ったとのことです。

 

 専門家によれば、フィツォ首相は、明らかなポピュリストだとのこと。

 

 親露派と言われていますが、以前はハンガリーのオルバン首相を批判していたこともあるので、その時々に国民の流れを読み、考えを変えてきている、と言われているようです。

 

 国の将来よりも、自分の将来に関心があるタイプと言えます。

 

 そして重要なことは、その人物をある一定層の国民が選挙で選んでいる、と言うことです。

 

 民意を反映するのが民主主義政治の基本になりますが、民意には視点の置き場でその政策は変わってきます。

 

 目先の利益を見る場合は、どうしても将来の利益と相反する結果を呼びがちになります。

 

 ポピュリストは、その辺り目先の利益を大事だとする民意をうまく呼び込むのが得意となるわけです。

 

 しかし現実的には、国は5年先10年先50年先を見越して政策を打つことも必要になってきます。

 

 目先の利益は大事ですが、将来の利益も無視できません。

 

 スロバキアのフィツォ首相は目先の利益を重要視し、自分への票を集め、結果強権政治に変貌しつつある様です。

 

 国民は、そうした政策に賛成する層もあり、真の民主主義を大事だとする国民との間で、溝が生まれていると見られています。

 

 民主主義も完全ではないと感じるスロバキアの現状です。