PFAS(フッ素化合物) | 草センリのブログ

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おはようございます。

とっくに、12月になってます。
今月も、お元気によろしくお願いいたします。

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 熊本と言えば、水俣病。
そう、水質汚染。

ここ数年、熊本市北部域の地下水汚染が話題になってました。数ヵ所の井戸水が汚染され、それを数十人ほどが長年飲んでいる。

幸い、今のところ、健康被害は出ていないが…

近くの河川(井芹川)も調べてみたら、暫定水質基準値を大きく上回る数値が検出!

PFAS
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有機フッ素化合物の総称
1万種類近くあるとも?

日本では、
2020年4月1日から
『・PFOS
 ・PFOA
の合算が、50 ナノg/リットル
以下であるべき』
と規制されている。

【特徴】
白い粉末
水や油をはじく
熱に強い
自然界の中で分解されにくい
【用途】
半導体の基盤に塗る
フライパンに塗布
泡消火剤
金属メッキに
【健康被害】
発ガン性あり
甲状腺疾患、ホルモン抑制、肝臓障害、生殖能力の低下など
(と言われるが、はっきりしていない)


PFASの規制強化
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ことの起こりは:
アメリカのミネソタ州の女の子(アマラ・ストランデさん)が、15歳で肝臓ガンを発病したことにある。
入院し数年、20回ほどの手術を繰り返し、取り除いた腫瘍は7kgに及んだ。

彼女は小さい頃から、近くの川で遊ぶのが好きだった。

発ガンの原因究明の過程で、近くの工場(3M)の有機物の投棄が発覚した。
そのPFASが、原因であろうということになった。

彼女は、抗がん治療の傍ら「私は汚染水を飲んでガンになった」と訴え、この有機フッ素物の水質基準の強化を求めた。

全米の水道水を検査したところ、45%からPFASが検出された。

すわっ、「規制強化は全米で…!」となるところ、多額の政治資金をもらっていた、当時の大統領トランプは、あっさりと消火してしまった。

生前45日ほどは、意識を失うこともしばしば、可能な限り、演説の場に立ち…、4月14日に20歳の短い障害を閉じた。
地元ミネソタ州は「7 ナノg」の厳しい基準が設けられることになった。
(全米的には「70」、日本は「50」)

人間が都合に合わせて作り出した、自然界にない有機物や化合物は、人間はじめ自然を破壊しない訳がない。

こんな事しなくたって、1万年すれば氷河期がやってきて、全滅してしまうのに!ね