次第に増える都市部のコロナ感染者の増加のニュースを見て、田舎にある妻の実家から疎開の話を先月打診された。

 

疎開というより、都市部の状況が落ち着くまで妻と子供たちだけでも田舎の実家にしばらく住まわせたらどうかという話だった。

 

その時はまだ休園延長が決まっていない時期だったけれど、たしかに義両親が不安になる気持ちも分かるし、感染者の数も増加し刻一刻と悪い方向へと向かっていたので、真剣にコロナ疎開を検討することになった。

 

幼稚園や勉強や習い事といっても、それは子供たちの健康や安全があってのものだし、一番大切なのは子供たちの生命なので、じゃあ妻と子供たちだけでもしばらく実家に帰ろうか、と一旦は決まりかけた。

 

でもそのコロナ疎開の一番大事な要件である、コロナウイルスにかかっていないという証明がない。

 

症状が全くない状態でもコロナウイルスに罹っている可能性があるし、もし万が一家族の誰かが既に罹っていたら、高齢の義両親にうつすことになる。

 

実家の周りの人たちにも多大な迷惑がかかってしまう。

 

症状がある人たちでさえコロナウイルスの検査をなかなか受けさせてもらえない状況の中で、症状が全くないのに疎開のための陰性の証明が欲しいという理由で検査して貰えるはずもなく。

 

結局家族会議の結果コロナ疎開を断念することになり、今いる家でやっていこうということになった。

 

それで今夜緊急事態宣言が出されたわけだけど、とにかく家族協力して出来るだけ外出せず、今ある準備でやっていくしかない。