天気の悪い休日は、ちょっと高いIPAビール飲んで、包丁研いで、焼酎に入れるレモンを切ることが最高に幸福、せんらくやです。
2019年10月になりました。
増税は関係なしで、整体、パーソナルトレーニングの新規のお客さんを受付いたします。
ちなみに新規さんに制限をかけているのは
既存のお客さんの枠を守るためなのです。ご了承ください。
あ、ダイエットサポートに関しては、まだ受付いたしませんので、合わせてご了承ください。
今日は読書感想文を書きます。
サピエンス全史という本です。
このサピエンス全史という本は、私が数年前に行った講座「ここぷる」を完成させる最後の1ピースとなるものでした。
「人類の幸福」という壮大なテーマの答えの材料がこの本に詰まっています。
内容は歴史的な事実を客観感的にとらえて、書き綴られているものです。
ですので、歴史に詳しい方にはおススメしません。
私のように歴史の暗記、超苦手やったわ~という方にはおススメします。
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サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
2,052円
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サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福
2,052円
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先ず、この本で私が得たものは、感情論を取り除いた真実をみることの大切さです。
今までの人類の歴史、類人猿の時代から(進化論を否定しているイスラム教、ユダヤ教、キリスト教関係者の皆様ごめんなさい。)
生物は淘汰の繰り返しの歴史でした。
地球上のありとあらゆる生物がそうだったのです。
現在もそうで、これが真実です。
不都合かもしれませんが、真実です。
この本を読んで、感情論はそれぞれの立場であるもので
実は良いも悪いもないという、一種の仏教の思想と似たものを感じました。
そして、真実(いつどこで誰からみても同じもの、時間、場所、出来事など)を知る。
不都合であっても真実を知る。
それぞれの立場を知ることが多様性を受け入れる一つの根拠になると思いました。
不都合なことでも真実をみて受け入れること。
それは自分が自分を受け入れて、自分の本当の才能を発揮することの一歩にもつながります。
次に私が得たものは「人間ってこういうものだ」ということです。
我々21世紀に生きる人類が直面している問題。
最近ですと、私は環境、少子化、年金、経済がパッと浮かびました。
人間が問題視していることの本質は
原生の時代から、何も変わっていないということです。
真実をみると人類はいつでも、どこでも、それぞれが○○のいいように立ち振る舞ってきたのです。(○○の部分はあえて伏せておきます(笑))
善と悪というような、たった二つの極面だけでは収拾がつかないのです。
様々な立場の人々がそれぞれの立場で複雑に入り組んでいるものなのです。
例えば、国連で演説したあの16歳の女の子。
CO2の削減を訴えていましたが、スウェーデンからアメリカに来るのはどうやってきたのでしょうか?
化石燃料を焚いて飛行機でやってきましたよね?
飛行機ってどうやって作られていましたっけ?
彼女が食べている牛や豚や鳥は生きているとCO2を排出しますよね?
もし彼女がビーガンだったとしても植物を育てるのに肥料が必要ですよね?
というように、一方を立てれば一方が立たなくなる。
それぞれがそれぞれの立場で生きているのが人間です。
それは人類の歴史が語っているのです。
最後にもう一つ、私が得たもの。
それは「人間ってとてもシンプルで、考え方次第でいつでも幸福を得ることができる」ということでした。
この本の中では「人類の幸福はこれだ!」とは言っていません。
答えを教えてもらおうと思っていた人には残念な本かもしれません。
この本の作者、ユヴァル・ノア・ハラリさんが言いたかったこと。
それは、きっと、人類は今までこうやってきましたよ。
これを踏まえてあなたはどうしますか?
あなたはどうありたいですか?
ということだったのかな~と、私は受け止めました。
彼は著書の中で、人類の最大の発明は虚構だと書いています。
みなさんは身の回りにある虚構って何か思いつきますか?
もし、このブログを読んでおられる人が
その「虚構」に気づいた時は
その「虚構」にとらわれることなく
自分の「幸福」を手に入れる時かもしれません。
真実をみれば虚構はすぐに見つけられるかもしれません。
このサピエンス全史。
これから先の私の人生で幾度となく読み返す本になるでしょう。
私の幸福はこれだけで十分得られる。
しかし、このたった、これだけにも、様々な人類の歴史と犠牲が詰まっていることを意識すると感謝しかない。