生産性って何ですのん?せんらくやです。

 

去る8月2日(木)に
岡山県真備町へボランティア活動に行ってきました。
これは滋賀県社会福祉協議会から無料で出ていたボランティアバスに

申し込みして、参加が実現しました。

 

先ずは現地の状態からお話します。

現地の状態は東日本大震災の津波の痕と同じ状態です。

7月上旬の出来事でしたが、まだまだ、支援の手は必要な状態です。

 

 

 

ボランティア活動に来た時には

先ずボランティアセンターに行き、申し込み、ニーズ、作業、

場合によってはボランティア保険(350円、1年掛け捨て)に加入することもあります。

私は滋賀県を発つ時に社会福祉協議会で加入しました。

 

 

 

 

床下に溜まった土を取り除く作業です。

この土は反乱した川の水、雨水、上水、下水と入り混じった水が

流れ込んだ跡なので、細菌を多く含んでいます。

そのため、表面数センチ分の土を取り除いて、石灰を撒いて消毒してから家屋を復旧させます。

 

作業は安全対策と熱中症対策が十分に取られています。

長靴のインソールにはステンレス製のものを入れておきます。

災害現場には釘やガラスの破片などを踏みつけてケガをすることがあるからです。
先ほども書いたように、ここは細菌がある可能性が高く

傷から感染症になることもありますので、十分な注意が必要です。

 

作業時間は20分活動して15分休憩するというサイクルが守られています。

これは熱中症対策の一環と、一生懸命になりすぎないようにするための措置だと私は受け止めました。

 

災害ボランティアでは、被災者を早く救ってあげたいという強い思いから
つい、一生懸命になりすぎて、ボランティアに来た人の

心と体が病んでしまうことも少なくありません。

 

心理学ではこれを「逆転移」と呼びます。

 

ボランティアは与えられたニーズに対して活動することが最も大切です。

被災者の方の傾聴というボランティアもありますが

これはしっかりと訓練を積んだ者がするべきです。

 

なぜなら、よかれと思ってかけた言葉が

被災者の心の傷を深くすることもあるからです。

 

ボランティア活動の作業の安全面では情報も拡散され

ずいぶんと改善されていると感じましたが

心のケアの部分では、まだまだ、足りていないとも感じました。

 

さて、ボランティアというと、このようながテン系ばかりと思われますが

そうではありません。

特別な技術を持っていなくても

「ボランティアに行ってみたいな」と思えば行けばいいと思います。

 

ボランティア活動は全国社会福祉協議会のホームページ

から最新情報を得てから行うことがおすすめです。

 

自然災害復旧で最も最後に残るのはお年寄りや経済的弱者です。

そんな人たちが復興するにはまだまだ長期的な支援活動が必要です。

 

「できる人、やりたい人が、できる分だけ、できる時に」

 

これがボランティアの基本だと私は考えます。