「最近、山のこと書いてませんね。」って聞かれるようになりました。

「10月は雨で行けてなかったのと、ブログで全世界に公開するような模範的な山行に行ってないから」

そう答えています、怪しい山行が大好き!せんらくやです。

 

今回も山のことではありません。

今回はお客さん、クライエントさんのことで特別にうれしいことがあったので書きます。

私が個人的にうれしかったことと、同じ症状を持つ人に勇気と希望を与えるようなことだったので、ご本人の許可を得て書きます。

 

この方は今年の初め頃からほぼ毎週、通ってくださっている方です。

このブログも好きでいてくれていて、毎回、楽しみにしてくださっているそうです。

とあることがきっかけで「不安症」になり、食欲不振、胃の痛み、頭や目、肩、背中の症状などが主な訴えです。

体重も激減して、趣味も辞め、仕事も今はお休みしている状態です。

そんな方が少しづつ病院での治療、私の整体、カウンセリングを用いて

ご本人の意思、努力でよくなっていることを実感できるお話しをしてくださりました。

 

それは、1年ぶりに「カレー」を食べたことです。

しかも、とてもおいしかったそうです。

 

元気な人にとってはなんでもない

「カレーをおいしく食べた」ということが

なぜ、ここまで私はうれしく感じたのか。


いわゆる心の病と呼ばれるものの多くは脳の伝達物質の異常だということがわかってきました。うれしい、楽しいという感情がわきにくくなる、食べたいものが浮かばないなどの欲求がなくなってしまう、そんな状態になってしまうのです。

そんな状態から、自分を見つめ、行動を起こして、カレーをおいしく食べられるようになったことはうれしい以外のなにものでもありません。

そしてさらにこの方が今までの自分を意見を抑え、出来事を自分の責任と捉えてしまいがちな

心の在り方を見つめなおしていきその心の持ちように変化が表れてきたことも、うれしく感じたことの理由です。

 

「ええ事したと思った時には心に汚れがある時。

ただ、ありがたくさせてもらえばいい。

心に残った温かさだけを残してすぐに忘れること。」

そう、私の心の師匠に聞かされていました。

 

私は整体師として、カウンセラーとして自分の仕事をしたまでで、

ええ事したとは思っていませんが、どうしても、忘れることができませんでした。

まだまだ執着を捨てられませんね(笑)

 

うれしかったのです。

感動したのです。

 

このブログに書いたことを何度も読み返してくれたり

カウンセリングにおいて、いろいろな気づきを得ていただいたり

体力回復のためお伝えしたトレーニングを実践してくださったりしました。

信じて、努めて、行動してくれていることが、

そして、「カレー」を食べられるまでになってくれたことが

うれしかったのです。

 

どのクライエントさんにも「よくなってほしいな」と同じ気持ちを持っています。

整体やカウンセリングの世界の場合、お客さんが来なくなるということは

大きく分けて、治ったか(忘れている、必要なくなったも含まれる)
気に入らなくなったか、来られなくなったかのどれかで

どの場合にも結果がどうなったかはわからないことが多いものです。

 

メンテナンスで毎月、隔週、いらしてくださる方はその限りでなく、
日々の話や悩みを聴くことはありますがこの方ほど深刻なものはそうありません。

そんな中、現在進行形で「こないだ先生が教えてくれたトレーニングちゃんとやってます」とか

「こないだ不安になった時に先生が教えたくれたとおりやったら落ち着きました」とか

時には「先生、あれの意味は難しいわ〜」とか、

「食べたいものが浮かんできました」とかいう、お話しを聞くと

自分がやっていることが間違っていないと証明されたかのようで

うれしかったのだろうと自己一致しました。

 

まだまだ、好不調の波はあるでしょうが、それでいいんです。

大丈夫です。

今の状態が良いとか悪いとか、そんな判断価値はいらないのです。

ただ、今の気持ちにフォーカスする、行動する、シンプルに向き合う、行動する。

それでいいんです。

それしかないんです。

断続的でもいいので、これらを行うこと。
休んでもいいから一歩を踏み出すこと。

それが大切だということを私はこの方から改めて教えていただいた気がしてなりません。

 

もしも、心の病にかかっていて時々死にたくなるという方が

何かの縁で、このブログを読んでたら、ここからしっかり読んでください。

 

人は必ず、
よい方向へ向かうことができます。

 

生きている限り絶対にあきらめるな!

もし、死にたい気持ちが沸きあがったら、10回でいいからスクワットをしろ!

10回やって、もしまだできそうなら、もう10回しろ!
20回やったら、せっかくやし、もう10回しろ!
そのスクワットで脚やケツがしんどくなったら

がんばった自分の筋肉、骨、血、内臓、意思を誇りに思え!


スクワット30回が余裕でできるやつは100回やってみろ!

100回余裕なやつは1000回やってみろ!
1000回が余裕なやつは1万回やってみろ!

脚がないやつは腕立て伏せをしろ!
脚も腕もないやつは腹筋をしろ!

 

がんばっても10回もできへんかったやつは

やろうとした自分の意思と心を誇りに思え!
あんたは、まだ、やれる!

死ぬまで生きろ!

 

おっと、少し熱くなってしまったようです・・・

 

紅葉がピークだった、ある日の千種街道にて。

この日も模範的な山行ではなかったので自粛。