サラダチキンがビールのおつまみ。
ダイエットのはずが、これって意味あるのか?
チキンハート、せんらくやです。

このブログを読んでいる方の中で
不安な気持ちになったことのない人いますか?
そんな人、いませんよね?(笑)
そう、不安は誰しもが必ず持っている気持ちです。
その不安が強烈に大きくなって、身体症状、心の病になることもあります。
 

そこで、疑問に思うことが

解消できる人とできない人、
または、できる時とできない時の違い
または、できることと、できないことの違い

これって、何なんやろう??ってことです。

ということで、今日はこの不安の対処について
「不安エキスパート」の私の考え、意見を書きます。
脳的な側面でみるとセロトニンという物質が関係しているそうですが
私はそちらの専門ではないので置いときます。

 

「不安」ってなんでしょう?
これは未来の出来事に対しての想像のことです。

では、「不安」以外に、これと似たような気持ちは存在しませんか?
そう、「期待」です。
「不安」な気持ちと「期待」する気持ちは同じものなんですよね。

どちらも、まだ現実になっていない未来の想像をすること。
悪い面を想像すると「不安」。
良い面を想像すると「期待」。
と、いうことになります。
 
 
私は山に行きます。
人気(ひとけ)のないところへ一人でもいきます。
そこで、転倒や骨折などして行動不能になる可能性もあります。
私はそういうことも想定して、
「これでなんとかなるかな」という装備を揃えています。
この未来の想像は「不安」でも「期待」でもなく
フラットな感情で「備え」です。
 
先日、カミさんと白山という石川県の標高2702mの山にテント泊に行ってきました。
登山口から2~3時間のところにある南竜ヶ馬場(標高2085m)というテント場に
テントを張って白山山頂へ向かいました。
時間は12:30くらいでした。
テント場からは行って帰ってきて4~5時間です。
日没も想定してヘッドライト、防寒着、食料、水、地図、コンパス、GPS、無線機と
必要最低限の装備を持って出かけました。
この日は天気も安定していることも確認済みです。
山頂までには室堂センターという大きな山小屋もあります。
私は山頂付近のお池巡りをしたかったので、その計画を立てました。
 
陽が西に傾きかけてくると素晴らしい景色がそこにはひろがっていました。
私はゆっくりと景色を味わいながら歩いていました。
すると、カミさんが少しイラつき加減で、「早く、行こう!」と足早に
折角の景色をみることなく一生懸命に歩きだしました。
私は「あ、なんか不安に感じてるな」と察したので聴いてみました。
 
私:「なんか、不安なん?」
カミさん:「早よ帰らな、日没になるで」
私:「うん、そうやな。そうやけど、夕陽の雲海きれいやで」
カミさん:「いや、日暮れるし!」
私:「南龍までここからやと、ゆっくりでも2時間、
丁度5時半くらいには戻れるで。体力やばい?」
カミさん:「いや、体力は余裕あるよ」
私:「ほな、何が不安なん?」
カミさん:「そうやな・・・ヘッデンも防寒着も装備は全部あるな~」
私:「うん、そうやな、装備はあるな」
カミさん:「・・・ほんまや、大丈夫やな!」
私:「調子乗って、ケガだけせぇへんかったら問題ないな」
カミさん:「うん、ほんまや!」


そこからカミさんのテンションはグッと上がって
さっきまでの不安げで足早に景色もそこそこに歩いていた様子とは
うって変わり日暮れの山頂をじっくり味わうように楽しみ出しました。

結果的に予定通り5時半。
アーベントロートの中、テント場に無事に戻ってきました。

この時に私がカミさんにしたことは、なんでもありません。
感情とは別の、
現状の把握です。


不安な感情を
まず確認して受け止める。
これがとても大切なことです。

私がしたことの流れとしては、こうです。
カミさんが山での日没に対して不安を感じていることを確認する。
(ここで不安を感じていることは安全登山の意識はかなり高いということの現れでもあるのである意味グッド!)

そして、一度その感情を受け止めて、横に置いてから、現状の事実を確認してもらう。
時間を含めた計画の確認。
装備の確認。
天候、体力的なこと。
彼女自信が主体的に確認することで
それは私が植えつけた考えでなくなります。
さらに、念には念を押して注意するべきことの再確認をうながす。
 
彼女の場合、これで現状把握ができました。
そこで、不安な気持ち、幻想、妄想は消えて
夕暮れの山を楽しむことができたのです。
 
この実例は山での出来事なのですが
これと同じ構造は「不安な気持ち」に襲われている人にも
起こっているのではないかと、私は考えています。
 
不安とは、何かしら問題が予想される未来に対して備えられていないことであり、
その「何かしら」が分かれば対応策が取れて「不安」は消えるのではないでしょうか。

不安に取りつかれてしまっている人は
先ず、何に対して不安に感じているのかを
詳細に確認してみてください。
そして、その不安材料に対して備えてみてください。
もしかしたら、不安が消えるかもしれません。

将来の生活、老後のこと、病気のこと、お金に対しての不安。
こうした大まかな不安が沸き起こって
それに襲われている人もいるかもしれません。
そんな時は、そこから、さらに詳細を確認していきましょう。

自分が将来の生活の「何」に不安を感じているのか。
自分が老後の「何」に、自分がお金の「何」に不安を感じているのか。
そうすれば、不安の材料が明確になり、
そこから対応策を考えることができるのではないでしょうか。
失敗したら、また、繰り返せばいい。
AI(人工知能)のように、何度も学習して、トライ&エラーが進化させてくれるのです。
大抵のことがない限り、命を奪われることはありません。
(もっと言えば命が奪われても大丈夫。ってことはここではなしにしてください。)

「不安」と「期待」は同じものです。
見方を変えれば「不安」は「期待」に変わるかもしれません。
 
「今」をしっかりみて、大切に味わうことが
みえない未来が「期待」に変わる方法かもしれません。
 
もしも、不安な気持ちに襲われていて
これを読んでも、うまく解消できない人がおられたら
「不安エキスパート」の私に話を聴かせてください。
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白山山頂付近からみた午後の雲海。