もう、ええ加減にテント泊後の山道具の後片付けをしなアカン。
遊びの準備は大好き、片付けは大嫌い、せんらくやです。

こんな整体カウンセラーの端くれにも、
アメブロを通じて質問をいただけるようになりました。
ありがたいことです!

私のカウンセリングの柱はロジャーズの来談者中心療法という
傾聴がメインなので、基本、私の考えや意見を押し付けるものではありません。
悩みを持っている方の、気づいていない自分にフォーカスしていただき、
ご自身で解決にたどり着いていただく技法です。
私、カウンセラーは肯定も否定もせず、寄り添い、考えや気持ちを聴き、さらに深く問い、聴く。
ということをします。

ですので、こういった質問をいただいても
「こうすればいいんですよ!!」と、悟りを開いた偉い徳の高いお坊さんのように

質問者の求めるとおりに答えることはできないかもしれませんが、

カウンセラー的目線、私個人の意見という形ならいいかな~
と、思ってお応えしてみます。(お答えではないですよ)

 

いただいた質問は
「落ち込んだ時はどうすればいいですか?」というものでした。
具体的なことが記載されていなかったので
個別のパターンでは書けないことをご了承していただきたいです。

この方法は私が自己一致する時も心理カウンセリングを行う場面でも、
もっとも大切にしていることです。


それは現実の出来事と自分の感情を分けて考えてみること。
そして客観と主観を分けて考えてみることです。
これは「落ち込んだ時」という感情になった時にも有効なのかなと思い
今日は書いてみます。

 

落ち込む状況にもいろいろあると思います。

ちょっと、私が考えられる例を挙げてみると、

出来事として、自分が失敗したこと。

立てていた計画がうまくいかなかったこと。

こちらの思いが伝わらなかったこと。
何かを指摘されたこと。
自分が否定されたこと。

他にもいろいろあるでしょうが
自分の弱さや不甲斐なさ、力不足など何らかの「自分」が原因で
「落ち込む」という現象は起こりがちなのではないでしょうか。

 

そこから現実の出来事と感情、主観と客観的に分けて考える
にはどうすればいいのか。

 

1.先ずは感情を受け止めること。

 

自己一致、自己理解で一番大切な過程はこれです。

私は今、落ち込んでいる。
私は今、悲しい。
私は今、辛い。

この自分の感情を受け止める行動から始めます。

 

自分のネガティブな感情を否定する人もいます。
私はこれは「うまくないな~」と思います。

なぜなら、人には喜怒哀楽の感情は必ずあるもので
それは、どれも、とても大切なものだからです。


喜ぶ時もある。

怒る時もある。

哀しい時もある。

楽しい時もある。
これ全部、全部、自己。
自分です。
ということは「落ち込んでいる自分」もあるんです。

良い悪いではなく「在る」んです。

 

 

2.次に、できなかった自分を受け止めること。


それには、まず、できなかった自分、事象、出来事を
5W1H(いつ、どこで、だれが、どのようにして、なぜ、どうなったか)に分類して
明確にしてみましょう。
わからないことはわからないで置いておいてもかまいません。

自分にとって不都合なこと、みたくないことも出てくるかもしれません。
が、しかし、ここが大変、重要なポイントとなります。
先ほどのネガティブな感情を否定するのと同じで
これは5W1Hに照らし合わせているので事実として在るもの。
現状把握のためには不可欠なものになってきます。
ここを「夢」や「ファンタジー」、「逃避」でごまかしてしまうと
一歩が踏み出せなくて停滞してしまいます。
(でも、これも悪くはないことはもうちょっと後で)

場合によっては、大変辛いこともあるので、
その場合は信頼できるカウンセラーと行ってください。

 

できなかった自分を受け止める、みつめてみると、必ず次の一歩がみえてくるはずです。
どれだけ時間をかけてもいいです。
何日、何週間、何か月・・・かかるかもしれませんが

じっくり、ゆっくり丁寧に、みつめてみましょう。


事象を5W1Hに分類するとおもしろいことが起こります。

場合によっては、自分が勝手にそう考えているだけの時もあるし、
今がたまたま、そんな感情になっているだけの時もあるかもしれません。
単純に方法のミスだったかもしれないし、実は自分の問題ではないかもしれません。
 

その原因がわかれば、次にその原因が解消できる方法を探してみましょう。
いくつか挙げることができたのなら一番簡単な方法から始めましょう。

それは現状の自分ができる方法であって、

あれがあれば、あれがなければ、これができればという解決方法ではなく

今、在ること、もの、自分が動ける行動、持てる装備、持てる能力を駆使した方法です。



ここまでをまとめてみると、
今は落ち込んでいるんです。
その感情を一旦、受け止めてなぜ落ち込んでいるのか?
理由が自分にあるのか、他者にあるのか。自分にあれば、なんだったのか?
それは感情の問題か、時間か、物質か、お金なのか?などなど
5W1Hから、いろいろ精査してみてください。

場合によっては、落ち込んでいる原因がいくつかのピースのように
バラバラに分解されてくると思います。

そのバラバラに分解された問題を難易度の低い方から順に
手をつけていきましょう。
一つ一つ丁寧にみつめていきましょう。
そして、行動に移してみましょう。
いつもできなくてもいい。
途中でやめてしまってもいい。


また、そこで「できない自分」を受け入れましょう。
そして、もう一度、みつめてみましょう。
できなかったのなら、その方法の難易度が高かったのかもしれません。
そうして、できない自分が
できることを探せばいい
のです。

 

解消方法がみつからなかったらどうすればいいのか?
その時には、おそらくまだ原因をみつめきれていないかもしれません。
そしたら、また、みつめればいい。何度でも繰り返せばいい。

それでもみつからなかったら。

実は、今は原因をみたくないのかもしれません。
これが先ほど書いた、「夢やファンタジー、逃避、ごまかす、停滞する」時です。

脳はみたいものをみるそうです。
ネット検索でもそうです。
よくないと思っているものでも検索ワードを入れているのは自分です。

それと同じように今はまだみたくないから、みきれない。
みたくない、自分を受け入れればいい。
「みたくない」それはそれで、「大切な感情」です。

感情を否定することは自己を否定することになります。
自己を否定していながら、落ち込むことを解消したいということは、ないはずです。
落ち込んだ気持ちが辛いから、そこから抜け出したい。
ということは自分を大切にしているということです。


慌てることは何もありません。
大切な自分の、大切な感情を受け止めて
次の一歩を考えましょう。

一歩進めば景色は一歩分、変わります。
暗い谷の隙間から一筋の光がみえることもあるでしょう。


これが「落ち込んだ時はどうすればいいのですか?」に対する、私の考え方でした。
気に入ってもらえたら、参考にして、ご自身の答えにつなげてみてください。



昨年の同じ頃に歩いた、千草街道。
ここは暗いが、この先には明るい杉峠がある。


もしこれを読んでいるあなたが今、モーレツに落ち込んでいて
この文章だけでは、「ちょっとわかりにくいわ」という場合は
一度、最寄りのカウンセリングを受けてみてください。

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すぐに解消!!
ってわけにはいきませんが
先ずは一歩、進むことはできるはずです。

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