リアルで会っても幻滅しないでください、せんらくやです。
集中力がない、やる気が出ないという人は脳が疲れているそうです。
がんばっても、できないのは自分の根性がないからではないそうです。
我慢というものは消費するもので、限界があるそうです。
この方のブログ、学ぶところが多くて私は大好きなんです。
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「なんでこんなに仕事が手につかないんだろう?」と悩む人に読んで欲しい話。
とりあえず、やりたいことやって、脳みそで「気持ちいい~~」を感じてみる。
それから、行動に移す。
そうすれば、集中力もやる気も出てくるのだそうです。
自分ができないことを責めたらあかん。
あなたは何も悪くない。
我慢は敵だ!
でも、我慢というブレーキを外してしまったら
暴飲、暴食、自制が効かなく、自堕落な生活に落ちてしまう。
これはこれでまずい話ですよね。
今日はそんなこんなを心理カウンセリング的目線で考えてみます。
心理学者ジークムント・フロイトは、「人間は二つの基本原則に従って生きている」と言っています。一つは自然的環境や社会のルールに従おうとする「現実原則」。
もう一つは「快楽原則」といって快楽の欲求、つまり人間行動の原動力である欲求を充足しようとする意志のことです。
「快楽原則」が強くなり過ぎた場合は我慢ができない、
欲望のままに生きる、社会のルールが守れない、
ひどい場合は法律を犯してしまう、そんな状態になります。
社会に適応できないことです。
これがまずいことは、お分かりになると思います。
犯罪心理学については勉強したことがないので、これが正しいかどうかはわかりませんが
心理カウンセラーとしての私の目線は犯罪者と呼ばれる人の多くは
もちろんこの状態にあるのではないかと思います。
そして、この状態はかなり根が深い。
どこまで心理カウンセリングが力になれるのか?
私はまだこのような人を対象に仕事をしたことがないのでわかりません。
しかし、犯罪者と呼ばれる人も生まれた時は赤ちゃんです。
成長していく、そのどこかの過程でコミュニケーションを阻む12の障害に代表されるような
よくないかかわり方をされ続けたその結果、このような現実原則のブレーキが効かなくなったのだと、私は考えます。生まれつきの犯罪者はいないのです。
アドラー心理学ではこの犯罪者的性格の発達として幼少期の4~5歳の頃までに環境や甘やかし、無視、劣等感などから共同体感覚(ここでいう「現実原則」)の発達に失敗したともされています。
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ちょっと話は脱線しますが、先日、読んだノルウェーの刑務所のブログは私の心に引っかかりました。⇒ノルウェーとアメリカの最高レベルのセキュリティ刑務所 —— 恐ろしいほどの違いが明らかに
この社会復帰の方法はアドラー心理学の考え方と一致しています。
一方「現実原則」が強くなり過ぎた場合とは、遊びたい、休みたい、美味しいものを食べたいなどの自分の欲求や体調に耳を貸すことなく、仕事や役割を優先させ過ぎてしまうことです。
この状態が続くと体や心に不調が現れて、そのサインを無視し続けるとパニック障害やうつ病などの精神疾患や心因性疼痛症(不安やストレスが原因の体の痛み)などに繋がっていきます。
「現実原則」に従いつつも「快楽原則」を取り入れ、バランスがうまく取れている状態を
「健常な状態」といい、心理カウンセリングの目的とされているものです。
快楽原則の充足をしばらく我慢ができて、
現実が許す範囲内で快楽原則を満たす方法を考える柔軟な能力を持つこと。
これが人として社会で生きる喜びを感じながら、自分自身を大切にして
快適な人生を送る一つの方法です。
もし、このブログを読んでいる方の中で、または、その家族の中で
「こんな自分はだめだ」と考えて、自分を責めている人がいれば、
一度、等身大の自分をみつめてみましょう。
そして、アカン自分を受け入れてみてください。
そこから、始めたらええだけなんです。
アカン自分も、イケてる自分も
どちらも大切な自分の命なのです。
そんな考え方がどうしてもうまくできない時は
最寄りの心理カウンセリングを受けてください。
他人に自分の思いや考えを伝えるなんて嫌だ。
そう思っていても、安心してください。
あかの他人だから話せることもあります。
それにしっかり訓練された良いカウンセラーはあなたの秘密を守ります。
そしてあなたの思いをしっかり受け止めてくれます。
今なら間に合います。
とある日の綿向山にて。
雨が降っても少しだけ雨宿りをすれば日が射してくる。
告知です。
整体師、治療家の方を対象に心因性疼痛症に対する
心理カウンセリング的アプローチ術という講座を開催する運びとなりました。
題して
『ボディワーカーのための心因性疼痛症に対する
心理カウンセリング的アプローチ術 集中講座』です。
心因性疼痛症で悩んでいる人の力になる術を
一人でも多くの整体師、治療家に身につけていただきたいという考えで企画してみました。
熱意のある関係者の方々は是非、ご応募ください。
●募集要項
▼内容 心因性疼痛症に対する心理カウンセリング的アプローチ術の傾聴技法の理論、実践方法、模擬施術までを3時間に凝縮した集中講座
(習熟するには、もちろん各自の修練は必要です。)
▼対象 心因性疼痛症に対して熱意のある整体師、治療家。
心理カウンセリングを施術に取り入れようと前向きに考えている整体師、治療家。
クライエントとのコミュニケーションに悩みを持っている整体師、治療家。
※既に心理カウンセリングの勉強をしたことのある方にとっては
重複するところもあり、お金と時間の無駄になるかもしれません。
▼日時 2017年10月26日(木)14:00~17:00(途中約10分間の休憩を取ります。)
▼講師 整処千楽也 谷口哲也
▼場所 滋賀県湖南市 JR草津線 甲西駅北口 ロータリー内 美松プラザ1F コワーキングスペース今プラス(10月7日オープン、旧甲西駅前歯科)ミーティングルーム
▼受講料 ¥8000(税込)当日受付にてお支払い
▼人数 最小4名(4名を下回る時は実施しません)、最大12名(12名を超える場合は先着12名までに限定します。)
▼締め切り 2017年10月20日(金)
▼テキスト 受講料に含まれているので、当日受付にて受講料と引き換えにお渡しいたします。
▼持ち物 筆記用具 飲み物(最寄りのお店はドラッグユタカ(350m)セブンイレブン(550m)平和堂(700m)しかありません。)
▼注意 講座の内容詳細、パワーポイントの画像をSNSやブログにあげることはご遠慮ください。講座の様子、参加者の顔写真は許可を得てからSNSやブログにあげてください。
▼申込方法 氏名、ふりがな、住所地(〇〇県〇〇市など)、性別、年齢、携帯電話番号 治療家歴 参加動機を書いて「整処千楽也 谷口」まで下記メールへ申し込んでください。senrakuya(a)gmail.comの(a)を半角 @に代えたアドレスです。