ふり返って「35億」というよりも、最近、口にしてみたくなった言葉は「ダメよ~ダメダメ」です、せんらくやです。
お正月にスノボで転倒、肘を脱臼してしまい、ギブスで固定、ギブス外して1か月のリハビリ。
まだ、肘は曲がったままだが「後は自分で動かしてもらったら、まっすぐになるんで~」と、言われて、治療終了。
20代前半の女性の左肘は約150度(正常で180度)から伸びることはありませんでした。
それが今年の2月の初め。
肘が伸びないので動きに制限ができてしまい、肩こりが酷い状態でした。
うちはあくまでも整体で、リハビリはやっていないので、
患部以外のコリをゆるめることをしていました。
しかし、曲がらない肘が、あまりにも気の毒なので、
アナトミートレイン的アプローチで取り組んでみました。
脱臼部位は直接的には触れないように・・・
胸筋、三角筋、広背筋、前鋸筋、前腕、手首などを丁寧に
曲げ伸ばしだけでなく回旋(ひねる、まわるなど)の動きも入れながら取り組むこと数か月。
ついに、ほぼほぼ(170度)くらいまで伸びることができるようになってきました。
初めのうちは伸びるようになっては戻るの繰り返しで、
なかなか進歩しませんでしたが、三角筋、胸筋が安定して柔軟性をとりもどし、
回旋(ひねる、まわる)に関連する筋肉を調節しだすと
トントン拍子に動きが復活してきました。
一般的に体を動かすというと、「曲げ伸ばし」「筋肉の伸び縮み」という
イメージがあるのではないでしょうか?
実はひねりながら伸びたり、曲げながら縮んだりしているのが人間の動きです。
そしてそれは、いろんな筋肉が連動して起こっています。
医学書院 アナトミートレイン---徒手運動療法のための筋筋膜経線 第2版より
もし、このブログを読んでおられる方の中で
現在、「体の動きがこわばっている」「柔軟性をあげたい」とお考えの方は
一度、せんらくやにご相談ください。
可動域を拡げる、スムーズに可働させることは整体の目的の一つなので
リハビリとはまた違った視点から、体の改善に取り組んでみるのはいかがでしょうか?
施術前 施術後
これは前回来られた時に撮影しました。
許可を得て掲載させていただいております。
詳しくはホームページへ⇒滋賀県湖南市 整処千楽也