2017年現在の若い人の間ではどうやら「イケてる」ことを「バイブス」と言うそうなので
使い方はよくわからんくせに、早速、ぱくる取り入れる#バイブスせんらくやです。

 
今回の読書感想文は「空の名前」 著 高橋健司です。
小説でもノンフィクションでもありません。
写真集というか、図鑑というか…
学校なら読書感想文の対象からは除外でしょうね、きっと。

 

空の名前空の名前
 
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古今東西、いろんな雲の名前や雨の名前、風や季節の名前が
美しい写真と共にたくさん書かれています。
 
今まで何気なくみていた空、雲、風、雨や雪、移り変わる季節と
それを表す日本語の美しさと奥の深さ、
これだけで国語の勉強が十分にできそうなくらいの
至極の言葉たちがこの本には詰まっています。
滋賀に由来のあるものなら「比良の八講」なんて季節の言葉も紹介されています。
 
「この雲にはこんな名前があるのか?」などと知らないことを知る喜びを、
人生を豊かにする知識や教養をふんだんに味わうことができる一品、いや、一冊。
 
これを覚えて、山行った時に「あ~水まさ雲やなぁ、もうすぐ雨が降るかな~」
なんて、しれ~っと言えたらかっこええ、いやバイブスやろうなぁ。
あいにく私は全部覚える知力を持ち合わせていないので
本を持っていく歩荷力でカバーすることにします。
 
とある山に行けない日に、この本を見ながら窓の外の空やから雲をみていると
時が経つのも忘れてしまう、そんな本です。
 
著者の高橋健司さんのあとがきに記されていた
「美しい風景は大自然の中にあると思っていました。
ところが被写体は身の回りに幾らでもあったのです。」という
文章を読んで気づかされました。
 
山に行けなくてテンションだだ下がりな日のあかんおっさん加減の自分に喝です。
自然を味わう気持ちは自分次第、どこにいても自然は人のそばにいるんやなと。
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空の名前バイブス〜