小学生の頃に一番使ったノートは自由帳でした、せんらくやです。
一般的に山を歩くときには登山道という道を歩きます。
山を歩いたことのない人は「登山道」は「舗装されている遊歩道」の
ようなものがあると考える方もおられる。
登山口の近くにはそういうところもあることはあるが、
大体途中でその舗装道路はなくなる。
登山道には木道できれいに整備されたところもあれば、
柵やロープで仕切られているところもある。
道標が細かくあるところもあるし、ほとんどないところもある。
予算がつかないところやマイナールートにはそんなものもなく
踏み跡が道になっていたり、その踏み跡すらも薄く、
自分でルートを判断しなければいけない時もある。
石がゴロゴロ落ちているところもあるし
岩場をよじ登ったりしながら進む登山道もある。
基本的に登山道というものは昔から多くの人がその地形から
歩きやすいところを歩いた跡というものだと思っていてほしい。
先日、ちょっと、地形図をみながら「適当」に
鈴鹿のあるところを、うろうろしてきました。
そこは「人の道」から外れたところ。
頼れるのは地形をみる力と危険予知のアンテナと小さじ一杯の冒険心。
谷を安全に下る練習をしながら下りる。
正しい方法を理解して確実に。
身体が覚えるまで練習することが大切です。
踏み固められていない斜面や谷は1m四方くらいの岩でも簡単に崩れ落ちる。
細心の注意を払って丁寧に歩く。
谷を下って標高で50mほど登り返した尾根は
新緑の屋根とイワカガミで覆いつくされた緑がピカピカ輝く尾根でした。
この尾根で食べたお弁当はとてもおいしかったです。
自由に歩く山には、新しい発見や特別な景色が待っていることもある。
そして自由には責任というものもついてくることも忘れんようにせんとね。