ブルーハーツはやっぱりええねん!
世代ど真ん中、40半ば、せんらくやです。
「最近の若いもんは・・・」
この枕詞を使い始めたのはいくつくらいだったかな?
そして、これをいい意味で使われていることを聞いた試しがない。
自分でもいい意味で使った記憶がない。
だいたい、悪い意味である。
そう言っている「最近の若くないもん」は一体どうなのか?
「最近の若いもん」を「ゆとり」「さとり」とひとくくりにして育てたのは
「最近の若くないもん」である。
その「最近の若くないもん」もひと昔前は
「新人類」「団塊ジュニア」とひとくくりにされ、
その昔「団塊」とひとくくりにされた、その頃の「最近の若くないもん」に
「最近の若いもんは・・・」と言われていたに違いない。
なんかややこしくなってきた。
初版発刊が1836年の「ゲーテとの対話」の中で
ゲーテが「どうして若い者は年寄りの話を聞かないのだ。」と
嘆いている場面があったように記憶している。
181年前から変わっていないのである。
年配者は若者の価値観との違いを受け入れにくいものなのだろう。
あのゲーテでさえも。
同世代というものは人が関わりをもつきっかけの
大きな一つの共通項であることは間違いない。
そして上の世代は下の世代の新しい価値観に違和感を覚えるもの。
確実に勝てるポイント、ひっくり返すことのできないことは「年齢」だけになるので
「最近の若い者は・・・」という思考停止状態になるのかもしれない。
自分たちも確実に言われていたことを忘れて。
が、そうして少ない情報だけで「ひとくくり」にして物事を決めてしまうと、
大事なものを見落としてしまいそうで怖い。
これは世代間だけでなく、対象が外国人でもいえること。
「中国人だから・・・」
「アメリカ人だから・・・」
まぁこの辺りはそこそこ情報もあるが
人口、めっちゃ多いんですよ。
「アフリカ人だから・・・」
種族や文化も多様で実際のところよくわからない。
「ボスニアヘルツェゴビナ人は・・・」
もはやイメージすらない。
そう考えると「ひとくくり」というものがいかに少ない情報を基に判断されたものかがわかる。
人は人種、環境や教育、職業、興味、趣味、宗教、主義、時代背景などなど
様々な要素が集まって人格が形成されている。
その人といろいろな話をして、その価値観を受け止めて
関わっていくとその人の人生が実に味わい深いものに感じられる。
「最近の若いもん、バイトに明け暮れる苦学生のゆとり世代の娘」からの
春休み旅行のお土産。
こんぴらさんのお土産は江戸時代からこれに決まっている。
♫ハンマーが振り下ろされる~♫