とある休日。

雪山のお誘いがあったのだが、
靴が乾いていないのと疲労が残っていて体が重く感じる。
こんな状態で山へ行っても迷惑が掛かるといけないので
直前でキャンセル。正直、私らしくないがこんな時もある。

だらだらと昼まで寝る。
起き抜けにビールでも飲もうと思ったが

天気もスッキリ晴れてるわけではないが雨でもないので
うちの近所の阿星山に行ってみることにする。
どうでもいいが、よく「裏山」とは聞くが「表山」とは聞かないなと思う。
阿星山はうちの玄関からみると裏なので「裏山」にしておこう。

登山口はうちからジョグで15分~20分。
トレランっぽく、荷物を軽くして行ってみることにする。
トレランって荷物軽いから簡単やろ。
こうみえてフルマラソンも走ったことがあるんで、余裕っしょ~

どうでもいいが、うちの近所はホンマに田舎。
住宅地の間を通り抜けて、登山口まで行くのだが
コンビニどころか自販機すらない。


田んぼのあぜ道にはオオイヌノフグリとタンポポが咲いている。
特に珍しくもない花。
一眼なんて持ってこなくて正解だわ。


ほどなく登山口に到着。
しばらく舗装道路を歩く。
奈良時代に創建されたという国宝長寿寺の山の雰囲気は台無し。
谷をトラバースする舗装道路は真っ二つに割れて崩れている。
この道路工事にどんだけ金が使われたのかはわからんが
ホンマ、無駄やろ。


地形図をみたらこの崩れた舗装道路から伸びる尾根が
山頂まで伸びていることに気づく。
簡単に取り付けるので行ってみることにする。
すると、昔の道なのか尾根芯にそって掘れている。
どうしようもなく荒れてはいるが。


トレランのように走ってはみるが
フルマラソンを走ったのは5年前。
その時の貯筋なんか残っているはずもなく
早々に心拍数がマックスで歩くことにする。

あ~しんど~。

どうせ、山頂にはアンテナが立ってて殺風景なうえ、
なんの眺望ない山。

家でビールでも飲んでたらよかった。

・・・・

・・・・

・・・・

う~~~ん。

山歩きを悪い視点で書いてみようと思ったが、もう限界だわ(笑)

 

うちからジョグで行ける山があるなんて

こんなにええ環境はない。
うちの山岳会の仲間が地元の山から世界を目指して
実際SUKIMOのアジアカップで見事4位!
それに触発されたわけではないが、今、自分がいるところでも
何かができることを教えてもらった気がしていた。
ちょっとでも現状維持、いやあわよくばちょっとパワーアップしてみたい。
そこで、阿星山がトレーニング代わりに使えるかを調べに行った。

結果はグッド!
尾根筋に着いた古い道は荒れてはいるものの、危険は少ない。
捜索時の藪漕ぎにも似たいい感じ。
いい荒れ具合だ。
微妙な尾根谷もあって
地形を確認するにもなかなかのいいトレーニング。

もしかしたら奈良時代の頃から歩かれていたのかもしれない道を
当時の人たちがどんな風に歩いていたか
思いを馳せながら歩くのもいい。
APRSはずっとフォローされている。
眺望も部分的には琵琶湖が見える場所もある。
そして、時間も2時間ちょっとで行って帰ってこれる。


そしてなんといっても
標高693m!!
「ROCK ME!(ロックミー)」
俺をロックさせてくれる山だぜ!
阿星山!!


聖武天皇、源頼朝、足利将軍家、ゆかりの寺が麓にあるこの山。
これから、時間作ってちょいちょいトレーニングに使わせていただきます!

まじで、おれ、ええとこに住んでるわ~!
田舎最高!!