テツヤ100%!せんらくやです。

「小事が大事を生む」
この言葉を初めて聞いたのは、たしか野村ヤクルトがめっちゃ強かったころ。
「小さな努力を続けていると大きな結果を生む」
ええ言葉やな~と思った記憶がある。
 

そして最近、この言葉って逆のこともあり得るよな。
と、見方を変えて気づいたことがあった。

それは・・・

「小さなアンバランスが大きな故障を生む」ということ。

先日来られたお客さんは数年前から来られている方なのだが、

常にこわばりがきつく、呼吸も浅い。
1時間の施術では下ごしらえ的に弛めるのが関の山。
100%快適になろうと思えば、どうしても小まめに施術を受けることを勧めざるを得ない。
コストがかさんでしまうわけである。
「なんか、日常で力が入ることがないかな~」
なんて、聞いていたが本人に思い当たる節がない。
 

そこで次回整体に来るまでの間(2~3週間)にある体操をしてもらうことにした。
その体操はその方にとって無理なくできることで気持ちよく楽しかったそうだ。

それが功を奏したのか、次は下ごしらえから、本丸を落とす施術に変えることができた。

よしよし、うまくいってるぞ!と、こちらが考えていた時に
「あ、そういえば、体が弛んできたら、今まで先生が言ってた
こわばりの原因と右足のねじれの原因を発見しました!」

な、なにっ!!

「リラックスしてテレビを観ていた時に無意識に両手の親指を強く握って

いたんです!(ジャンケングーの親指を中に入れた形。)
右足のねじれは左足の裏で右足の内側を踏む癖をみつけました!」

オーマイゴッシュ!!
そんな小さな負荷が十うん年(うん十年かも)も続いて
今のゆがみやこわばりを生み出していたのか!
そらぁ、1時間やそこらでは弛むはずがないわ~

そして、もう一件。
先日、一緒に山を歩いた方。

その方の足の運びをみていると

左足が前に出る時の歩幅が

右足が前に出る時の歩幅より大きいのだ。
つまりは右脚が軸になっている時間が長いということ。
その方は山歩きの終盤になると必ず、右脚が痛むそうだ。

これも、本人が気づいていなかったこと。
山歩きという比較的スローな動きだから脚にくるが
これがランだった場合はその左右差を解消しながら
まっすぐ走っていることになるので、腰や背中を痛めていたかもしれない。
そして、活動の時間が長くなればなるほど、その負荷は増えてくるというわけである。

人間は100%シンメトリー(左右対称)にはできていない。

しかし、故障の少ない人はその体の使い方がうまく、均等に近く、
地軸に対して負荷が少なくできているのかもしれない。
整体の視点からみると、そんなことも見えてくる。
 



去る日曜日の伊吹山山頂で本職工務店の山の先輩の指揮の下
イグルーをこしらえてきました。
あ、写真は本文と一切関係ありません。