今年の秋は山関係のボランティアで引率だの指導員だの、やたら用事が埋まる、せんらくやです。
こちらも好きで行ってるし、ええ勉強になるから問題はないんですけどね!
そして、実はこれ、整体や心理カウンセリングの勉強にもなるんです!
一石二鳥、三鳥です、欲張りでしょ。
10月の9、10日で薬師岳に行ってきました。
9日は完全に雨予報だが10日はピーカンだという読みで決行!
前夜お仕事が終了後、パッキングして自宅の滋賀を出発したのが夜10時半ごろ。
一路、折立登山口を目指す。
・・・が、登山口に行くまでは往復1900円の有料道路があり、そのゲートが開くのが朝の6時。
それまでは、ゲート前で仮眠です。
朝8時頃、小雨の中、折立登山口をスタート。
初日は太郎平小屋から南西へ20分ほどの薬師峠でテント設営の予定。
山と高原地図の標準コースタイムはおよそ6時間ですが12時ごろには到着しました。
雨でもテンションあげますよ
薬師峠に到着とほぼ同時に雨は上がる。
まずは500mlの缶ビールを飲みながらテントと荷物保管用ツェルトとタープを設営。
その間にカミさんが昼食のパスタを用意してくれる。
昼食を終えて、まったりしていると青空がちらほら見えてきた。
気温は10℃前後なので冷えてくる。
身体を温めるためにも、2本目の缶ビール片手に太郎平小屋方面の尾根に登る。
みえてきたのは北アルプスの山たち。
だれでもわかる槍ヶ岳もみえてきた!
水を汲みに行ったり、景色を愛でていると時間はあっという間に過ぎ去る。
日没も近づいてきたので急いで夕飯の用意。
ツェルトをたたんで敷物にし、タープの下で夕飯である。
風除け効果もあるのでグッド。👍
今日は高校山岳部の主将の息子がチーズリゾット、そしてカミさんがポトフを作ってくれる。
3本目の缶ビールを片手に、眺めておくことにする。
日も暮れて、山肌が光りだした。
霜なのか氷なのか、気温は間違いなく10℃を切ってきた。
ありったけの防寒着、フリース、ダウン、レインウエア上下、バラクラバに手袋を装着して
もう一度、午後に歩いた尾根までいく。
食べ過ぎたので、ちょっとお腹を減らしに行くのが目的だったが、空を見上げると一面の星空がひろがっている。
キンと張り詰めた、標高2300mの空気の中に広がる天の川。
高級リゾートでも何でもない、貧乏山旅行なのに、至福の喜びを味わう。
2,30分ほど星を見ていただろうか、かなり冷えてきたので
テントに入って寝袋に包まって、焼酎のお湯割りを飲むことにした。
3シーズンの2、3人用のテントに3人で寝ると思ったよりも寒くない。
翌朝、4時過ぎ、例の尾根で槍ヶ岳方面から日の出をと思っていたが
ちょっと目算がくるっていた。
微妙にじわじわと明るくなってきたので、テントに戻りコーヒーとパンで朝食。
日帰り装備を持って、いざ薬師岳へ、山頂アタック。
御岳、乗鞍方面の雲海。
どこを撮っても、いい景色。
iPhoneという魔法を使えば空も飛べる。
そして、テン場スタートからおよそ2時間半の8時45分。
薬師岳に到着。
薬師岳からみた立山、剣岳方面。
そこには360℃のパノラマが広がる。
狙い通りの晴れに雲海、壮大な自然の景色を満喫できた休日でした。