GWのボラ活第二段です。

30日(土)は所属する三重県山岳連盟の安全登山啓発活動に参加。
登山口でアンケートを取らせてもらいました。



ジーパン、Tシャツにちょっとしてお菓子と飲み物だけで御在所に登る人たち。

始めた時の僕もまさしくそんな感じやったけど、
今では捜索にいったりするようになってる・・・
えらいとこまできてしもたな~なんて思いながら
アンケートを取る。

ぼくらが「地図、ヘッドライト、雨具持ってますか?」とアンケートの質問をすると
持っていない人はばつが悪そうになる。
中には「今日は持ってない」と、なにか言い訳的なものが頭につく。
別にこちらも「ない奴は登らせない」とも言ってないから大丈夫やで~(^_^;)
ただ、やっぱり山、自然の怖さはちゃんと知ってほしい。
何事もなくちゃんと帰ってきぃや~と心の中で思う。

計画書
登山届け
携帯電話、または無線機
雨具
ヘッドライト
地図(山と高原地図と25000分の1の地形図)+GPS(スマホのジオグラフィカはいい)
コンパス
食料


日帰りでもこれは最低限の標準装備と思ってもらってもいい。

ちなみにアンケートを取ったこの日、同じ鈴鹿山系で滑落事故。
翌日は藤原岳で熱中症のためへりでピックアップ。
その翌日は竜ヶ岳、私も捜索に参加したが道迷いで遭難。
と、事故は多発している。





2日夜、家族からの通報で遭難発覚だった。
3日早朝より集合。(これもボランティアなので強制ではない)
前日とは違って、ガスが多く強風で気温も低く、悪天候。
遭対委員長が情報を精査、指示、我々、隊員は行動を開始する。
運よく目撃証言などもあり午前中にスピード解決。
怪我もなく無事に救助で解決はしたが、一睡もできない夜を空腹の中過ごしたそうだ。
この人はスマホのGPSは持っていたが
地形図が読めないのでルートを外れたら復帰できなかった、いわゆる道迷い遭難。
もちろん、紙の地図もコンパスも持ってないし使えない。
スマホのバッテリーが切れたら策はなし。
この日は一日強風で山ではとても寒かった。
その夜は前線の通過で大雨。
もし朝のうちに発見できてなくて一晩大雨の中で過ごしていたら
低体温症で最悪の事態になっていたかもしれない。

山はもちろんいいところだが
一歩間違えれば簡単に死ねる場所でもあることをわかってほしい。
そして、山の道具は防災グッズとしても役に立つものばかりである。
揃えておいても悪くないと思う。

読図に関しては各山岳会主催、山道具店主催の講習など
その中でもしっかり系統立てて教えてくれるところが望ましい。
そして、何度も練習して山の技術として身に付けてほしい。
私でよければ、講師やります。(一応、三重岳連山岳指導員です。)
お気軽に連絡ください。



って、もはや整体師のブログではないっあせる