あれから5年が過ぎたところ。
また、起こってしまった。
阪神大震災の時に何もできなかった。
あのロックバカが整体師になった。
東日本大震災の時、その整体師の技術を持って宮城県亘理町にいった。
何もわからなかったが、とにかく避難所で整体をしたいという思いだけだった。
亘理町の役場の人たち、社協の人たちにはお世話になった。
おかげで避難所で多くの人に整体を受けてもらった。
いろんな現実をそこで見た。
癒すつもりで行ったのに、口では表せないくらい多くのことを学ばせてもらった。
そこで出会った山男たち。
ぼくが山を始めた。
山を始めて、ぼくを高めてくれる多くの人に出会った。
山岳会に入った。
赤十字の救命救急法の資格を取った。
三重県遭難対策委員会に入った。
レスキュー比良に入った。
捜索活動を行った。
山の技術や知識をたくさん学んだ。
衣食住を担いでどこまでも歩けるようになった。
ロープを使って危険なところを安全に移動する手段を身に付けた。
命を守る方法をたくさん学んだ。
そこには多くの防災に使えるものがあった。
滋賀県防災支援赤十字奉仕団の役員の一員になった。
あれから5年。
あの悲劇から多くのことをぼくは学んだ。
今、ぼくは赤十字奉仕団の一員として備えている。
要請が入り次第動くことになるだろう。
その時はすでに予約をいただいているお客さんのみなさん、ごめんなさい。
整体施術1回無料で対応させていただきます。
4/19現在、まだ行政も病院もバタバタしている。
赤十字では発生した無数の避難所の数とその状況を把握しようとしている。
道路がどのように寸断され、物資をどうしたら運べるのか。
赤十字の基本原則に基づいて公平・中立な立場で支援できるように
地震発生の翌日から動いている。
ボランティア活動をしたいとお考えの人。
慌てないで。
やみくもに動いて被災地や被災者の迷惑、負担になることは
決してあってはならないことだから。
動くなら、衣食住、移動、ボランティア保険や被災者の心のこと、
自分の身を守ること、自己完結で行う計画を立ててください。
今は動けないけど、何かしたいと考えている人。
各自治体の社会福祉協議会からボランティアバスなどが出ることになるだろう。
そういうので参加するのもいい。
実質の活動でなくても赤十字に募金するのもいい。
そして、今後も防災ボランティアの活動を続けたい、備えたいと思っているなら
是非、滋賀県防災支援赤十字奉仕団の一員としてほしい。
http://www.shiga.jrc.or.jp/
積み重ねたことは、いつでも発揮できる用意がある。
負けるな、熊本。
2011年宮城県亘理町 ボランティアセンターのテント場
2011年の津波の現場
2014年 滋賀県防災支援赤十字奉仕団の訓練
2014年 滋賀県総合防災訓練
2016年 鈴鹿でのタープ泊
2015年 比良山系での捜索活動