2012年。
山デビューした翌年に縁合った仲間と比良全縦走をした。
全く未熟だったが全てが新しく、とてつもない達成感、素晴らしい経験だった。
あれから、ほぼ毎週日曜にどこかの山を歩いて年50回×4(年間)=200回、歩いている計算になる。
こうなればもうライフワークというか、ほぼ病気レベル(笑)

このヤマレコから始まったさまざまな縁で鈴鹿の山岳会、遭対、レスキュー比良などなどに参加して経験を積む。
そして、山の先輩方々から貴重な体験談を聞くことができ、少しでも自分の山の肥やしにと蓄積していった。
2014年。
レスキュー比良の腕章をつけて歩いた2度目の比良全縦走。
今回は自分を試してみたかったこともあり、ソロ。
やっぱり、いろいろな思いがあった。


高原地図よりもコースタイムよりも早く歩けていたこと。
>ずいぶん、山に慣れたんだなと思った。

無線で仲間と交信しながら歩いたこと。
>一人で歩いているのに独りでない感覚。めっちゃ安心や!!

ガイドブックのコピー片手に雨具もコンパスも、計画もなく歩く高齢の初心者の方々。
>アカンって!!

70歳の単独男性の遭難の情報が入る。
>烏谷山で出会ったあの人とちゃうんか!?(違うかった。)

レスキュー比良の腕章を巻いているなら、徹夜でも歩く覚悟で急遽、北比良峠に張リ直したタープ。
>今から徹夜なら飯は今、食った方がいいのか?いや、今のんびり調理してる暇はない、行動食でいくしかないやろ。泊りセットはここに置いといて、明日回収。車はどうする?タクシーか~、金かかるな~…人の命よりは安いしええやん!

寂しくなったらアカンし持ってきたラジオを聴きながら一人みた星。
>一人で見るのはもったいないな~でも独り占めやな~(笑)

武奈山頂での雲海と日の出。そして初テン泊の方々。その慎重なリスクマネージメントに感動!
>これからもっと山を好きになってほしいわ~!!

迷いやすいが静かな奥比良がトレランのイベントで大きく様変わりしていたこと。
>地形図とコンパスをみながら歩くのが楽しかったのにな~。登山道に散らばる苔が痛々しい。マーキングも景観に合わない。でも遭難防止には一役買うよな。これで遭難がなくなるなら悪くないよな。地元の一大イベントで過疎の町が潤ったらええやん。トレランか~なんで山で走るんやろ?ゆっくり歩いたらええのに。あ、自分が走れへんから、嫉妬なのか、これは?600人のトレランと一人の山歩きなら、歩きの方が自然に対するダメージは少ないが、一人のトレランと600人の山歩きなら、一人のトレランの方がダメージはないよな。
てか、人間が歩いた、走ったくらいで自然が負けるはずがない。自然こそ最強で最高のルールなはず。

一人歩くといろいろ考えるけど、
最終結論・・・山はいい。
自然に畏怖の念を持って、敬意をもって山に入っていればなんでもええやろ。

また、来年、同じことをやって何を思うんやろか