カミさんがキックボクシングに体験入会、せんらくやです・・・そのうちやられるなガーンあせる



先日、走ってきました、第26回あいの土山マラソン、フルマラソン。

直前に前回、篠山の35キロ過ぎであっさり抜かされた近所の60代のおっちゃんに出会い
「土山のフルはしんどいからワシはハーフにしたわ」と聞かされました。
ぼくより速くて経験にある人が回避するって、オーマイガッ叫び
「土山のフル走れたらどこでも走れる」とも聞かされビビリあせる

それやのに自己ベスト4時間切りを目指しといて月間100しか走ってへん、ぼくって・・・・ガーン


というわけで、不安満載でしたアップ




当日の天気と体調は完璧音譜

以前、大会で走っていてきつい時に、前を走っている人の背中のメッセージに
励まされたことがあったので、今回はぼくもやってみましたメラメラ

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「まだまだ、ここから!」この言葉を選びました。

この土山の会場は更衣室としてストーブが置かれた体育館を用意してくださっていて
レース前に体を冷やす心配もせずに本当にリラックスできました。

晴天の中10:30。いよいよ、レース開始。

スタートはタイム申告順にはなっていないようで
超スローペースに巻き込まれる。
ぼくの場合、始め3キロである程度心拍数を上げておかないと
乳酸がうまく処理できずに全然伸びなくなるのでこのスタートはまずいのです。

そこでペースを上げて住宅街のゆるやかな下りを進む。
しばらくすると上り坂が始まる。だいたいこの辺りで人がばらけて走りやすくなる。
乳酸もうまく処理でき、タイムもいい感じ。
ここから標高320mの青土ダムの先にあるピーク地点鮎川に向かって上りがつづく。

たしかにきつい上りではあるが八ヶ岳の阿弥陀から赤岳への登り返しに比べれば大したことはない。
しかも今日はマラソン。荷物は背負ってない、空身である音譜
青空の下、ダム湖、綿向、雨乞などの鈴鹿の山々を眺めながら
舗装道路の真ん中を堂々と走るビックリマーク
なんという贅沢なんや~~アップ

今回はうちのクライアントさんが3名参加されておられていました。
そのうちのお一人と途中、すれ違いましたが
真剣な表情だったのでお声はかけられず。
(結果は自己ベスト更新だったそうですクラッカー

このコースの最高地点も意外とあっさりクリア、タイムも自己ベスト更新中。
体調もいい感じ。
これならいけるか音譜


16キロを過ぎるとハーフとフルの道が分かれる。
18キロからが次の試練です。
距離1キロで標高50mほど上げていきます。

えっちゃらほっちら、歩幅を狭くして、前傾姿勢で走っていると
後から男性の声「まだまだ、ここから!ですよね!」
ぼく「そうですね!」
男性はスーッとぼくの前を進んで行かれました。

そのきつい上りも意外とあっさりクリア。
20キロ地点では1時間40分台、これも自己ベスト。
貯金が10分もできていた!!



この貯金がここから大変なことになる。


25キロ過ぎ、ここまで出来過ぎのペースと貯金もあることと
前回の35キロ過ぎのこともあるので
ペースをわずかだが落としてみた。

すると急に身体が重くなり始める。
「まあまあ、ちょっと休憩しながら走ろう」
そう思っていたらどんどんバテていく。
ここがまたゆるく長い上り坂。

そこで救世主登場。
後から男性が声をかけてくださった。
「まだまだ、ここから!ですよ!」

また、自分で書いたメッセージ。

「ぼくも4時間切りが目標なのでキロ5分半。
ここで緩むとあきませんよ!」
心強い彼の声で復活、いいペースに戻してもらえた。


しかし、練習不足なのに自己ベストのペース。
給水でふらつきはじめる。

30キロ過ぎ。トイレに立ち寄る。
すっきりして気を取り直す。
「まだまだ、ここから!」自分に言い聞かせる。
気合だけはまだあるようだ。


がしかし、一度落ちた調子はすぐには戻らない。
34キロ付近の私設エイドで給水をいただき
35キロ地点へ向かう。

この頃にはペースも激落ち、おそらくキロ7分台くらいには
落ちたのではなかろうか。
4時間切りへの貯金ももちろんなくなった。
この辺りで心が折れかける。

そしてその時は来た。

「4時間切りは無理でも自己ベスト更新のチャンスはまだある」
そう思って、トイレ以外で初めて立ち止まり
膝の屈伸運動をして伸ばした瞬間・・・

両ふくらはぎから、両足全体に激痛が走る。

足が攣りはじめたのだ。
もうそれは立っていられなくて地面に倒れ込んでしまう。
どんな姿勢をとっても次々と両足のいろんな箇所が攣り始める。

通り過ぎるランナーのみなさんは「大丈夫か?」と声を掛けてくださるが
なんとも答えている余裕がない。
するとあるランナーの方が「これはあかん、誰か呼んだって~」と
近くにいた実行委員の消防隊員に声を掛けてくださった。
そして「塩飴あるで~」と別のランナーの方が塩飴をくださった。

2名の消防隊員と近所のおじいちゃんとおばあちゃんが塩と水を持って駆けつける。

「水しか摂ってへんかったやろ?」隊員の問いかけ。
ところどころでスポーツドリンクは摂っていたが
塩分、ミネラル不足と、練習不足のくせに
自分の筋力の限界を越えた走り方がこの結果である。

ストレッチをかけてもらい、塩と水をいただくとなんとか回復。
「リタイアとちゃいますよね?」とぼく。
「まだ連絡してへんからリタイアとちゃうし、まだ関門まで40分あるから」と隊員。
「無理せんときや」とおじいちゃん、おばあちゃん。

もう元のペースには戻れない。
4時間切りも、自己ベストも無理。
せめて完走はしたい。

今までの35キロより長く感じた、残り7.195キロ。

止まりながら、歩きながら、走りながら、いただいた塩を舐めながら
その気持ちだけで「まだまだ、ここから!」でした。

そして4時間37分40秒で、ゴールに到着。


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以上、全然、ダメダメの3度目のフルマラソン完走。(完歩?)
本当は失格なんやろうな・・・

2回目でええ結果が出たもんやから「いける」と
心のどこかで思ってたはず。
「マラソン舐めたらあかんで!」と
マラソンの神様に叱られたような気分です。

しかし、「まだまだ、ここから!」
来年はもっとしっかり練習して4時間切りを目指します。

この両足の筋肉痛が回復したら来年に向けて練習再開しますビックリマーク

ちなみにクライアントさんのもう一人の方は
1時間45分で女子ハーフ部門で自己ベスト更新、見事17位でしたクラッカー
春先に両手足にしびれを訴え走る事さえあきらめかけていたのに・・・
お見事な復活劇でしたアップおめでとう!!