年齢だけは勝手に増えていくんだな~あせる、せんらくやです。



伊藤誠道という16歳のアマチュアゴルファーが注目を集めている。


ぼくはゴルフは全くしないが

お客さんの中にゴルフをやられる方は多いので

情報だけはたくさん入っている。



ぼくが彼のことを知ったのは先日、朝の某N○Kのニュースでである。


インタビューの中で彼は実に16歳らしからぬ発言をしていた。

彼は多くのゴルファーがこだわる「飛距離」を気にしていないそうである。

ぼくもゴルフは少ない打数でスタート地点から


ゴール地点の「ホール」に入れればいいということくらいは知っている。

ならば打数を少なくするためには遠くに飛ばせば

有利だろうというのがぼくの素人な考えである。

というか、多い考え方ではあると思う。


しかし、彼は「無理に遠くに飛ばそうとすれば、身体のどこかに

負担がかかって怪我をしてしまう。」といっていた。

確実に進めるのが彼のスタイルらしい。


その発言も驚いたが、さらに16歳らしからぬ発言はここから。

「今から、ぼくは少なくとも30年後もゴルフをしていなければならない、

だから、遠くに飛ばそうと無理をして怪我をしてそれができなくなれば

今、頑張っていることがが無駄になってしまう。」と付け加えていた。


ゴルフだけが人生の全てではないとぼくは思うが

彼にとって「ゴルファー」として、自身の先を見据えた覚悟のあるいい言葉である。


それよりもぼくはこの「無理をしない」「頑張っている」という

一見相反する言葉が同居している言葉に関心を持った。

それはぼくが整体や運動、身体、食事などなどに向き合う時にもっとも大切に

している「適度」ということに勝手に通じてしまった。


ぼくの考える「悪い日本人気質」というものがあり

それは「結果はどうあれがんばっている姿、大変な思いをしている姿をみせることで他者からの評価を得る。」

「適度」を他者が決める傾向があるところである。


そんなところはもしかしたら、ぼくにもあるかもしれません汗



スポーツの世界では見えやすい部分ですが

勉強や仕事などの場面でも目を凝らせば見えてくるはず。


先日、来年大学受験を控えた女性が

お母さんに連れられて整体を受けにこられた。

原因不明の体調不良である。

胃の不調と身体のだるさがひどくて

勉強しなければいけないのに寝てばかりいる。

無理に体を起こそうといろいろするが勉強が頭に入る事はない。


勉強をがんばりすぎて勉強ができなくなっていた。

身体的には、座り過ぎによってお尻の筋肉を中心に

背面がカチコチに緊張して休めなくなっている状態が目についた。


がんばることが悪い事ではない

人にはがんばらなくてはいけない時が必ずある。

がんばる者を笑う風潮もぼくは好きではない。


ただ「何のためにがんばるか?」

がんばることには明確に「目的」があり

「結果」を求めなければいけないはず。

そしてその方法と量と質。


彼女の場合はまだ、「結果」を出す前の段階である。

試験では問題の回答の正解の数で評価が出るのであって

「何時間座って、勉強していた」では評価はされない。


彼女だけでなく世の中の多くが

自分で、「結果を出す」という「目標」のためにがんばるのであって

「他人の評価を得る」のが目標ではない。

絶対に結果を出さなければいけないといっているのではなく

「目標」に向かってどうしているかという事である。


そして

体を壊してまで何かをがんばることに

本当の結果は出ないのではないか?



「目標の本質」。


それを本気で求めていれば

どんなに周りからサボってみられようと

「結果」はついてくるはず。

そして、そこを求めて

その時点の自分なりに「頑張っていた」のなら

どういう結果が出ても「後悔」はしないだろう。




伊藤誠道くんは生涯プロゴルファーとして活躍する事が人生の目標なのかもしれない。

そのために「今、飛ぶ、飛ばない」は関係ないのである。


整体を受けてくれた受験生も

「身体の緊張が消えていく~」と言って帰りには笑顔でした。



みんな、それぞれのいい結果がでるといい。




さて、ぼくの人生の目標は・・・

そのためには今、がんばっているか・・・



う~ん、もうちょっとがんばった方が良さそうだひらめき電球ニコニコあせる