村上春樹、カタルーニャ国際賞授賞式でスピーチ
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040017000c.html?toprank=onehour
良くも悪くもいろいろ、思うところがあるスピーチです。
この中の「あきらめの世界観」ってのが若い時は本当に理解できなかった。
「無」の境地に対して全否定でした。
だがしかし、整体を生業として
いろいろ壁にぶつかり、考え、乗り越え、学んでいく中で(これのくり返しですが)
「それ」を「全否定」することがなくなりました。
「その世界観、うん、わかる。」という所までやっと来た
生意気なことを言ったこともあるがやっと来た。
「遅いわ」と思う方もいるかもしれませんがこれが私のペースでした
んで、このスピーチを呼んで思うこと。
うまく言葉で表現できないと前置きして
「人類の幼さ(これはもちろん自分も含めて)」的な~みたいな~、
ところに行き着くのかな・・・
地球を壊してるの人類やんけ、お前らおらんようになったら
地球も、野生動物もさぞ幸せやろうという原理主義の意見も実は持っていました。
でも、尊いんですよね、人類。
うん、稚拙でも尊い。
いや、幼いから尊いのかもしれない。
お、そういえば、これ、ジョディーフォスターの映画でも表現されてたな
そして、原発に関してはまだ、落としどころが見つかってません。
これは私がメールでいただいた、福島の方からの声です。
私が反原発を大声で叫べない理由に自分自身も原発の恩恵を受けていることがあり
矛盾を感じていて、何か、ここ、関西からできることはないかという質問に対してのご返信でした。
一部抜粋していますが以下青色原文コピペです。
おっしゃるように、矛盾している意見もありますね。
関東や福島県の内陸部に避難した福島県民が、放射線の件で差別された例もありますし。
私たちが作ってきた電気を使っていた人たちがとる態度なのかなと悲しくなります。
私は安全な状態にできるであれば、原発を稼働してもらいたいです。
原発で働いていたからこその考えかもしれませんが…。
人それぞれいろんな考えがあるから、衝突するのも仕方がないと思います。
もし近くに避難してきている人がいたら、助けてあげて下さい。
私たちは市営住宅に住んでいるし、今はそれほど不自由なく暮らすことができています。
もっと困っている人がいるはずですので…。
これ、すごく貴重な生の声の一つなんですよ。
正直、今回の事故の影響を受けていない立場で日常生活が送れている
そして原発で働いたことがない私にとっては思いつかない意見でした。
正解がみつからないんです。
自分で見て、自分で判断する。
「正解」を作っていく作業。
「幼い人類」が「成長する」ことのような気がする。
2011年6月のせんらくやです。
しまった、テーマが「つっこみ」やった
つっこんでおこう・・・・まじめか