たまには施術のお話をあせる


ある日突然、薬指の第2関節に激痛が出たという30代の女性の話。

重いものを持つことがあるので普通に「骨折」を疑った。

しかし、「骨折」をしたような覚えはない。ガーン


とにかく一度、整形外科でレントゲンを撮ることにしたそうだ。


検査の結果は「異常なし」。ガーン

骨折もなし、骨のズレもない。

腫れと激痛があるのみ。

まあ整体としてはこれは「良かったひらめき電球」ですけど

本人は不安でしょう。


整形外科の先生は

「年齢」と「覚えのない痛み」があるということで

「リウマチ」の可能性もあると言ったそうだ。


「リウマチ」の簡易判定では7つの質問があって

その項目の中に3つ当てはまれば

ほぼ「リウマチ」と判断できるのだそうだ。


わたしはリウマチのことは専門ではないので

「朝の指のこわばり、腫れ、痛み」とかくらいしか知らないのですが

その方は2つほどあったということでした。


ここからは少しマニアックですが

施術した様子です。わんわん


先ずは強い痛みがあるということで

交感神経優位の状態を改善する操法を入れました。


次に痛みが薬指ということで経筋の概念で三焦経の操作を入れました。

二の腕も強い筋肉痛のような痛みがあったので

同じく経筋のやり方で小腸経の操作を入れました。


そして背骨の硬さを確認するとかなり硬い。かなづち


背骨の真ん中のとんがった部分(棘突起)を押さえると痛みがある。

特に、胸椎7、8、9、10番だから肩甲骨の真ん中から少し下。


女性ですとちょうどブラジャーの背中のひものあたりです。


少し猫背ぎみの方なので「硬い、痛い」というのもありますが

ニューロリンパという概念では胸椎7番は脾臓、リンパ管

胸椎8番は肝臓、胸椎9番は副腎ということで気にしておく。

特に胸椎9番はリウマチとの関連もあるとされている。


背骨をじわ~と弛めて痛みが取れたことを確認する。

本人は「何してんの?」って感じでしたが

「痛みがない」ということではてなマークはてなマークはてなマーク」でした。

念のためお腹の方にも副腎操作のポイントがあるのでそこも入れておく。


施術はこれだけで

指の痛みはこの時点では取れていなかったが

二の腕の痛みは50%減くらいで背骨の痛みは90%減くらい。

様子を見てくださいということで終了。


翌朝、ご丁寧に連絡を下さった。

「施術当日の夜くらいから指の痛みが少しましで今朝は痛みがない音譜


そうだアップ


それがリウマチだったのかどうかはわからないが

骨折を疑うほどの痛みが取れたことはいいことだ。


気になったので高麗手指鍼の概念で調べてみると

リウマチは心気脈、小腸気脈、腎気脈、三焦気脈との関連があるそうだ。


いろいろな概念でいろいろ共通点があって

それが身体のいろいろな箇所や痛みのサインと関連しているという案件でした。

人間の身体は不思議だな~