1年ぶりのクライアントが来られたひらめき電球


実はうちではこういうことが珍しくない。
しばらく通われた後、良くなって「卒業」。
そして、疲れてきたらまた来てくださる。
もう整体師冥利に尽きます。



ところが今回はちょっと事情が違う様子。
以前にお仕事の関係で不調が出ていた肩こりから
さらに腰痛まで増えているではないか。


どうやら話を聞くとしばらく体調は良かったが
この春くらいから仕事を変えてアレルギー改善も含めて

その方の家の近くの整体を受けておられたそうだ。
そこは結構、強い刺激の整体らしくて終わった直後から痛みがあるらしい。

とても混んでるようで、すごく流れ作業的な扱いらしい。

さらには「ここが悪い、あそこが悪い」と悪い悪いの連発だそうだ。


どんな施術かは知らないが強い刺激が悪いとは言わない。
僕はそのような技法は使っていないがすごく効果が出る場合もあると聞く。

・・・ただ、「悪い悪い」の連発はこの方の場合、良くなかったと思う。
この方は真面目で考え込みやすい性格であるから
そういう「負のアナウンスメント」

改善の力を奪っていくだけになる。


性格をとらえて施術や言葉掛けを選ぶのも施術には必要だと思う。
僕も全てがうまくコントロール出来ているわけではないが努めている点ではある。


しかもその先生が素晴らしい経歴の持ち主で人気があるため
言われたように予約を取り続けた結果
「いつになったら良くなるの?」彼女にそんな思いが湧き上がった。
これでは送る側と受ける側にチグハグになってしまう。

これこそ良くない状態だろう。


その先生の名誉のためにも書くが

どこの整体が良いとか悪いではなくて


これは選択の問題。


受ける側の選択と送る側の二つの選択です。
強い刺激で結果が出る場合もあれば
うちのようなゆるい整体で効果が出る場合もある。

それは受ける側の選択。
言葉の掛け方もそうで強く言った方がいい人と
そうでない人。

それは送る側の選択。


施術家のみなさんはそれぞれ勉強して理論を持って
一生懸命に施術しておられるはずです。

もちろん100%、どんな人でも良くなる整体が理想であり
目指したいところではあるが事実上無理だし、
さらには一番二番を争うもんでもないだろう。


だから、整体を受けたい本人が受けてみて「いい感じ」音譜って
思ったところがその人にとって「いい整体」クラッカーなんです。
そこに人が自分で治るポイントがあるんです。


整体とは関係のないところでも

「選択」はたくさんある。


ていうか全てがそうかもしれない。