わたしの整体の一つの技法の中に
高麗手指鍼の技法があります。
これは東洋医学の陰陽五行という考え方を基にしています。
簡単にいうと体の不調を五臓六腑ならぬ
六臓六腑(肝、心、心包、脾、肺、腎の六臓と
胆、小腸、三焦、胃、大腸、膀胱の六腑)からの
バランスを整えるというもんです。
先日、来られた方が「時々胸がカ~っと熱くなる感じがする」と
おっしゃられたので様子をみてみると
手首の脈と首の脈が明らかに違っていました。
手首(寸口というツボの位置)の脈がのど(人迎というツボの位置)の脈より
大きい、強い場合は六臓のほうにバランスの悪い原因があると
されています。反対は六腑ですね。
陰陽から三一体質に細かく調べてさらに絞り込むと
心と脾にバランスを乱している原因があるとなりました。
鍼は使わないので金と銀シールを指に貼ると
脈の状態は両方ともそろって落ち着きました。
もちろん、早めに関係医療機関での検査を薦めました。
私たち整体師は医者ではないので診断はできません。
整体範疇外の症状には早期発見、早期治療を薦めなくてはいけません。
先日も胆に何かあるかも~という方に話をしてたら
健康診断でポリープが見つかったということ。
大事には至らず経過観察でしたけど。
この高麗手指鍼の施術は5分くらいで済むので
特別に料金は設定していません。
普通の施術の中に取り入れることは可能なので
必要に応じてこちらから提案もしますが
ご希望であれば施術時にいってください。
以上、マニア向け整体話でした。