前回に引き続きO脚のお話。
O脚の方の多くが立ち姿勢にある共通点があります。
O脚の人ほど足を閉じようとしてつま先を内に向ける立ち方、
つまりは内股の状態です。
O脚でない方も一度やってみてください。
つま先を閉じてかかとを開く。
まちがいなく膝の間は開くでしょう。
人間の股関節は骨盤の寛骨というところから
大転子という太ももの骨につながっているのですが
その骨は実は真横に出ているわけではなく
わずかに後方に出ているのです。
だからつま先を約60度ほどに開いて立つ立ち方が
正常な骨格の状態なのです。
そしてこのつま先を内に向けた状態は足首、膝、股関節、骨盤と
下半身の関節のすべてを異常な状態につくってしまいます。
それにより筋肉のバランスが崩れて
伸びてしまっているところと硬く縮んでしまっているところが
出てくるのです。
O脚と一口にいっても原因、状態は様々ですが
この正しい立ち方というものを意識していただけると
O脚予防、改善の一つにはなるでしょう。
参考にしてみてください。
整処 千楽也