うちにはマニアックな複雑な症状の方が少なくありません。
身体が硬いとか痛いとかだけでなく
婦人科系の不調、京大で診てもらっても診断がつかない皮膚の異常だとか
身体はすごく柔軟なのにしんどい、だるい、不調がつづくとか・・・
少しメンタル系の人も。
こういったクライアントも身体のバランス(筋骨格だけではない)
を整えることで改善に向うことも珍しくはない。
今日もそんな感じで最近、頻尿気味ではっきりはしないが首が痛い重い。
腰もちょっとだるい。
どことなく調子が上がらない。
そんな症状の方。
こんないろいろ混じった感じの複雑系は高麗手指鍼を併用するとよい
陰陽五行説に基づいた施術法で「鍼」とは書くがわたしは「鍼」は刺しまへん
まずは腹部の圧通点を確認。
三一体質と言って高麗手指鍼の考え方で体質を調べてみると
陰実証という状態である事が確認できる。
ではその中で一体どの気脈に異常があるのか?
筋反射や圧痛点で確認すると「肺の気脈」が実している状態である。
すなわち「活動性の痛みがある」状態。
そこで薬指に金と銀のシールをペタっと貼り付ける・・・
これは気脈の状態で貼る位置は変わる。
約1分ほど待ってみて先ほどの圧通点を確認すると痛みは消えている
うん、ええ感じです
そして手の平の下の方にある膀胱の反応点。
ここにもかなりしっかりした反応がある。
膀胱の気脈には問題は無いようだったのでそこに金色のシールをペタっと貼る。
さっきまであった尿意と首の重だるさはス~っと軽くなったようだ。
「よしよし」とここで私のテンションも
するとここで突然、強烈な眠気が彼女を襲う。
これがすでに好転反応のひとつでかなりはまってしまった状態
ココまで来たらあとは彼女の身体が自分で自分を改善させていくだけ
自然治癒力を高めていってもらいましょう。
整処 千楽也