小さなお子様のおかあさん。
そうですね、まだ幼稚園に上がる前くらいなので
2,3歳くらいでしょうか。
実はこの世代のおかあさんがうちには多く来られる。
そんなお母さんたちにある共通したゆがみがあるように感じます。
そのゆがみとは左の腰が後ろに下がり、開いている。
右の腰は前に倒れて巻き込んでいる。
仙骨は左側に硬さがみられる。
全てではありませんが多いのは多いようです。
わたしも育児経験がお手伝い程度にありますので
いろいろと思い出しながら、お母さんたちの姿勢を検証してみました。
もちろんお母さんたちと施術前の検査の段階でお話しも伺います。
まず、右利きの方は右手を使うからお子さんは左でだっこします。
この2歳ぐらいのお子さんは10kgくらいなのでだっこしながら家事。
買い物の移動などでもだっこ。
このくらいになるとおんぶ紐、抱っこ紐も使いづらい。
男性なら左腕で安定させますが
力の弱い女性はどうしても左の腰にお子さんの股をあてて安定を図ります。
左腰に力が入り後ろにねじれが生じます。
そこでゆがみが始まって腰痛や肩こりになりやすい。
しかも夜中もお子さんの事を気にしていて
少しの物音でも目覚める。
ゆっくり熟睡していない時期が続きます。
こうなれば背中の過緊張とゆがみが同時に発生してしまう。
産後の骨盤の変化にも対応しなければいけない。
なんとも過酷で偉大な時期なのでしょう。
最近は男性の家事、育児の参加が増えてきて
「今日は、旦那が診ていてくれるので・・・」
そういって月に一度のメンテナンスとリフレッシュに来られる。
自分の体調が悪いとやはり育児にも影響が出てしまう。
イライラをつい子供にあたって、罪悪感に苛まれる。
こんな状態が少しでも整体で解消できれば。。。
そんなことを思いました。
整処 千楽也