うちに来られるお客様の中にも多い症状が腰痛です。
実はこの腰痛ってヤツは様々な原因があって
なかなかややこしいヤツです。
整形外科の本の中にも「腰痛症は大変頻度の多い疾患であるが、MRIなどを
もってしても、その多くは原因が確定できない。発症時の症状が強烈な割には
予後良好であり、90%は2週間で回復してします。」と記載されている。
整体的な見方をすれば、骨盤のゆがみが多いのではないでしょうか。
しかし、このゆがみってのはちょっと皆さんご自身で何とかするのは
厳しいかと思います。西洋医学の見解ではこのゆがみというものは
あまり、重要視されていないところはありますけど。
でも、みなさんいきなりゆがみを原因にして
「自分ではなにもできない」とあきらめないでください。
結構、簡単に痛み取れる場合もあるんです。
それは大腿部。
つまりは太もも周りの硬さに原因がある場合です。
足を伸ばして座って身体を前に倒す。(座位体前屈)
その状態から足を広げていく。(開脚)
腰の悪い方の多くはこんな姿勢が痛い傾向にあります。
骨盤の動きが硬くなっているかもしれません。
ここで出てくるのがよく耳にする「ストレッチ」ってやつなんです。
根性体育会系では無理やり上から押さえつけたりしますね~
「いった~~~い」とかいいながら
いやですね~。わたしもよくやられましたww
これ実は二人でやるならもっと効率よく柔らかくできるんです。
では開脚を例にして説明を。
まず、自分で限界ぎりぎり、痛くなるところまで広げる。
補助の人はそれを支える。
そして開脚する人は痛みのない方へ
ゆっくり(湯船で波が立たない速度)動かしていく。
補助の人はそれに合わせていく。
ある地点(運動の終わる少し手前)で支えていた人は
わずかに抵抗をかけて開脚していた人と押し合いをする。
5~6秒後、支えていた人は抵抗を一気に解除。
開脚していた人も一気に全身脱力。
これを2~3回繰り返すとあら不思議
始めに開いていたよりも開きやすくなっているではないですか
これは日本の偉大な整体の先人、
橋本敬三先生の「操体法」という技術を応用したものなんです。
基本は痛む方から痛くない方へ
これさえ守ればいろんな箇所へ応用がききます
みなさんも一度お試し下さい。
みんなで簡単に自分の体のケアをすれば
たくさんの笑顔が広がりますよね
参考図書
- 橋本 敬三
- 万病を治せる妙療法―操体法 (健康双書ワイド版)