「ワン・セカンド　永遠の24フレーム」

ちょっとわかりにくい題名だけど、原題も中国語で「1秒間」

「初恋の来た道」のチャン・イーモウの新作。

監督　チャン・イーモウ
主演　チャン・イー
リウ・ハオツン（新人の女優）

1960年代、文化革命の中国。
ニュース映画に1秒間、生き別れた娘が映っていると聞き、一目、映画を見るために収容所を脱走した男と
弟のために映画のフィルムそのものを盗んだ少女の交流。
みんな愛からの行為なのに歯車は悪いほうに回っていく。
新人の女の子がふてぶてしく登場した後、幼い弟を守る健気さ、そして成長したあとの可憐さを演じ分けた。
チャン・ツィーを思い出すわ。注文株です。
冒頭と最後の広大な砂漠の映像美は中国映画の底力をみせつけるもの。合成だったら笑っちゃうけど（今の技術は侮れん）。

「ニューシネマパラダイス」を彷彿させる映画の良き時代の愛に溢れた作品です。