見ているだけで、温かい気持ちになる絵があります。
六花亭の包み紙しかり(このなかには美味しいものが詰まってる💕)。
画家 香月泰男さん家の台所の壁画もそうです。

家を建てたときに白い壁が気になり、子供たちに
自由に描かそうとしたのだけど、誰も描かなかったので、自ら描いたもの。
香月泰男さんはシベリア抑留体験を描いた
「シベリア・シリーズ」で有名ですが、茶〜黒の色調をベースにモチーフを削ぎ落とした独自の厳しさを感じせる画風。
それとは全く異なる壁一面に描かれた花や魚の絵は日常の幸せを慈しんでいるのを感じます。
見ているこちらも幸せな気持ちになるのです。

これは肌身離さなかった夫人との写真を描いたもの。
「実物よりもはるかに美人に出来上がった。妻への恩返しの気持ち無意識に働いたに違いない」
とは本人の弁。


これは「汽車を見る泰樹(孫)」
当時、幼稚園の息子2️⃣が
「この子、叱られたん?」と、
心配した絵。何か、幼稚園児の心の琴線に響いたのでしょうか?(笑)。


一瞬に一生をかけることもある。
一生が一瞬におもえるときがあるだろう。